专利摘要:
吸入器(1)について開示する。吸入器(1)は、表面(3a)と、前記表面から垂れ下がる複数のブリスターポケット(5)とを有するストリップ(3)を受け入れるためのハウジング(2)を備える。各ブリスターポケットは、ユーザによって吸入される一服の薬剤を収納する。吸入器は、ブリスターポケットと前記表面との間の折り目(30)によって画定される線に沿ってストリップと接触し、前記ストリップを駆動するような形状をしているブリスターストリップ駆動部材(27)を備えるブリスターストリップ駆動機構(7)を有する。
公开号:JP2011509781A
申请号:JP2010543498
申请日:2009-01-22
公开日:2011-03-31
发明作者:ギビンス,グラハム;タイレス,ベン;マーク メリニオティス,アンドレア
申请人:ベクチュラ デリバリー デバイセズ リミテッド;
IPC主号:A61M13-00
专利说明:

[0001] 本発明は、粉末状薬剤を経口または経鼻送達するための吸入装置に関する。より詳細には、本発明は、各ブリスターポケットが穿刺可能な蓋を有し、かつ、ユーザによって吸入される一服の薬剤を含み、ストリップの長さに沿って隔置された複数のブリスターポケットを有するブリスターストリップを受け入れるためのハウジングを有する吸入器に関する。本発明は、各々が穿刺可能な蓋を有し、かつ、本発明の装置のユーザによって吸入される一服の薬剤を含むブリスターストリップを収納する吸入器にも関する。]
背景技術

[0002] 吸入装置を用いた薬剤の経口または経鼻送達は、特に、患者がこれらの装置を控えめに人前で比較的使用しやすいという点で、薬剤投与の魅力的な方法である。気道の局部疾患および他の呼吸系疾患を治療するための薬剤送達のみならず、近年では、肺を経由する血流に薬剤を送達するのにこれらが用いられており、皮下注射の必要性をなくしている。]
[0003] 乾燥した粉末製剤では、通常、正確かつ安定して計量された一服分の粉末をそれぞれ収納するカプセルまたはブリスターの形態で、前もって一服分を包装することが一般的である。ブリスターは、一般に、延性のある箔のラミネート、またはプラスチック材料で冷間成形され、製造時、およびブリスター内への一服の薬の導入の後、ブリスターの周縁が恒久的に加熱シールされる穿刺可能または剥離可能な蓋を備える。光や紫外線からの保護に加えて、水の進入や酸素などのガスの浸透から薬を保護するので、カプセルよりも箔のブリスターが好ましい。これらの全ては、薬がさらされると、吸入器の送達特性に悪い影響を与え得るものである。従って、ブリスターは、個々の一服の薬に対する優れた環境保護性を提供する。]
[0004] 各ブリスターが予め計量され個別に包装された送達すべき一服の薬を収納する多数のブリスターからなるブリスターパックを収納する吸入装置が知られている。装置を作動させると、メカニズムによって、ブリスターを穿刺するかまたは蓋を剥がすなどによってブリスターを破るか破裂させ、患者が吸入すると、ブリスターを通して空気が引き出されてブリスター内の薬が搬出され、ブリスターから運ばれた薬が装置を通り患者の気道を経由して肺に達する。圧縮空気またはガスもしくは他の推進剤を用いて、ブリスターから一服の薬を搬出してもよい。あるいは、ブリスターを穿刺または開口するメカニズムにより、一服の薬をブリスターから容器に押し出すかまたは噴射し、その後、一服の薬を吸入してもよい。]
[0005] 使用のたびにブリスターを開いたりおよび/またはブリスターを装置に挿入したりする必要なしに、多数の用量を保持可能であり、ある期間にわたって繰り返し用いることができる吸入器があれば、有利である。従って、従来の装置の多くは、それぞれが一服の薬剤を収納する、ストリップの長さに沿って隔置された多数のブリスターポケットを有するブリスターストリップを格納する手段を含む。かかる装置は、開封機構から空になったブリスターポケットを遠ざけ、中身を吸入するために開ける準備が整った位置に新しいブリスターを移動させて開封機構と位置合わせするようにストリップを駆動するためのインデックス機構も備える。]
[0006] 前述のタイプの吸入器は、2004年10月18日出願の出願人自身の同時係属国際出願第PCT/GB2004/004416号、および2003年10月17日出願のGB0324358.1に基づく優先権の主張から知られている。この国際出願は、国際公開第2005/037353A1号として公開されている。]
[0007] 国際公開第2005/037353A1号に記載されクレームされており、なおかつ、添付図面の図1aおよび図1bに示す一実施形態によれば、吸入器1は、複数の個々に間隔を隔てた防湿性のブリスター4を有するストリップ3を収納するハウジング2を有し、各ブリスターは予め計量された一服分の吸入用の粉末薬剤を収納しており、ハウジング2内でコイル状に巻かれている。ストリップ3の各ブリスター4は、壁5aを有するポケット5と、ポケット5を恒久的に熱シールして内部の薬剤を密封する平坦な穿刺可能な蓋6とを備える。ストリップ3は、アルミニウムなどの箔のラミネート、およびプラスチック材料で製造されることが好ましい。ポケット5の壁5aは半球形状であってもよいが、半球形状端部を備えた筒状中央部分を本質的に有するカプセルの半分の形をとることが多い。「カプセル」は長軸に沿って半分になっている。このため、得られた半カプセルもしくは「ヘミカプセル」形状のブリスターポケット5は、平坦で開放された上端部を備えており、薬剤をポケット5内に配置した後、ここに穿刺可能な蓋用材料6を付着する。1つのブリスターポケット5を通る断面図と、角丸形状ではなく細長い2つのブリスターポケットを示す平面図とで示すブリスターストリップ3の一部を図4aおよび図4bに示す。] 図1a 図1b
[0008] 国際公開第2005/037353A1号により公知の吸入器は、アクチュエータ8が図1bの矢印「A」に示す方向に回動すると、ストリップ3をブリスターロケータシャーシ6の上に移動させて、続いて、各ブリスターポケット5をブリスター穿刺部材10と位置合わせさせる作動レバー8を有するインデックス機構またはブリスターストリップ駆動機構7を備える。ブリスター穿刺部材10と位置合わせされたブリスターポケット5c(図2を参照)は、アクチュエータ8のリターンストロークで、アクチュエータ8上の穿刺部材10によって(図1bの矢印「B」に示す方向に)穿刺される。このため、ユーザがマウスピース12を介して吸入すると、ブリスターポケット5内に気流が発生してその中に含まれる一服の薬が引き出され、ブリスターポケット5から出てマウスピース12を経由しユーザの気道へと運ばれる。] 図1b 図2
[0009] ブリスターストリップ3が吸入器1を通じてインデックスされる際に、良好かつ繰り返し可能な位置精度を提供するためにインデックス機構7が必要であることが理解されるであろう。これにより、ストリップ3の全てのブリスターポケット5は、ブリスター穿刺部材10と次々に位置合わせされる。インデックス機構7はまた、例えば、長く、場合によっては密着巻のストリップ3を動かすかまたは引き出すことで生じる吸入器1内の抵抗を克服するため、また、開放されたブリスターポケット5から吸入されずに漏れ出た、ストリップ3またはインデックス機構7の構成部品を覆う吸入器1内の粉末薬剤の残留物によって増加し得る摩擦力の克服を必要とするため、ストリップ3を駆動するのに比較的高い駆動力を伝達できなければならない。]
[0010] 国際公開第2005/037353A1号に開示された実施形態において、インデックス機構7は、「A」とマークされた軸を中心に回転自在に取り付けられており、かつ、拡大ヘッド部15を備えた4本のスポーク14を有するインデックスホイール13を備える。この従来の駆動ホイールを図3により詳細に示す。各拡大ヘッド部15は、平坦先端面16と、平坦後端面17とを有する。ブリスターストリップ3は、インデックスホイール13の周りを通過し、個々のブリスターポケット5は、隣接するスポーク14間に保持される。駆動ホイール13が回転すると(図1および図2では反時計方向であるが、図3Aおよび図3Bでは時計方向)、ヘッド部12の平坦先端面16が隣接するスポーク14間に位置するブリスターポケット5の曲面5aに接触し、該曲面5aを押圧するため、ストリップ3は、「C」とマークされた矢印の示す方向で、前方にインデックスされる。駆動ホイールとそれにより駆動されるブリスターとの相互作用によって、穿刺される次のブリスターの最終位置、即ち、実際位置から基準となるインデックス位置への精度を制御する。] 図1 図2 図3A
[0011] ブリスターポケット5の壁5aは、PVCおよびナイロン層でラミネートされたアルミニウム箔などの比較的薄壁で柔軟かつ可撓性の材料から形成されることが理解されるであろう。駆動力が増すと、平坦先端面16によって印加される圧力によって、ブリスターポケット5が変形したり損傷したりし得ることが判明している。同一ストリップ3上の個々のブリスターポケット5が、製作公差によってサイズや形状にある程度のばらつきを示すことも一般的なことである。製作公差により、ブリスターポケット5がインデックスホイール13との係合から抜け出るかあるいは、ブリスターポケット5に対するスポーク14の接触点が変わることがあり、結果的に繰り返し位置精度が達成しにくくなる。]
[0012] スポーク状ホイールではなく、ブリスター形状の凹面または凹部をもつドラムを備えるインデックス機構をもつ吸入装置を提供することも従来技術から知られている。しかしながら、ドラムは、凹部とブリスターポケット間がぴったり合うように極めて正確な公差で作らなければならない。さらに、両者における公差は不可避であるため、凹部とブリスターポケットとの実際の接触点は、確実に決定することはできず、ブリスターポケットごとに変わり得る。あるブリスターにおける接触点が少ない場合、ブリスターポケットの小さな表面領域上に力が過度に集中し、ブリスターポケットを偏向させたり変形させるに足るものになり得る。駆動力が増すため、位置精度についても問題点が残る。]
[0013] ストリップの長さに沿って延びている一連のスプロケットホールまたはスロットと係合するように構成されているスプロケットホイールを備えるインデックス機構を提供することも従来技術から知られている。これにより比較的高い駆動力をストリップに伝達することができるが、スプロケットホールまたはスロットを打ち抜くかあるいはストリップから切り出す必要があるため、ストリップの製造はさらに複雑になる。打ち抜かれた材料がストリップから完全に除去されていないと、インデックス時や次の吸入時に剥がれることがある。これは、窒息事故を引き起こしたり、薬剤と一緒に吸入すると他の合併症の危険を招く場合がある。さらに、インデックス機能が、穿刺される次のブリスターの最終位置を制御するため、ブリスター以外の機能でこのようにインデックスすることは、インデックス位置上にさらなる公差をもたらす。これは、ホールとブリスターポケット間の公差が確実に正確に制御されることで最小限にしなければならない。さもないと、ストリップは、吸入器を通じてインデックスされる際に位置ずれする場合がある。最後に、スプロケットホールは、ブリスターポケットから少なくとも最小距離で確実に隔置されることが重要である。さもないと、ブリスターポケットへの水分侵入を防ぐストリップの能力が損なわれる可能性がある。]
[0014] 本発明は、上記のような問題を克服するかもしくは該問題を少なくとも実質的に軽減しようとするものであり、ブリスターポケットに無理な負荷をかけることなくブリスターを直接駆動するインデックス機構を提供する。]
[0015] 本発明によれば、表面と、前記表面から垂れ下がり、各ブリスターポケットがユーザによって吸入される一服の薬剤を含む複数のブリスターポケットとを有するストリップを受け入れるためのハウジングと、ブリスターポケットと前記表面との間の折り目によって画定される線に沿って前記ストリップと接触し、前記ストリップを駆動するような形状をしているブリスターストリップ駆動部材を備えるブリスターストリップ駆動機構とを備える吸入器を提供する。]
[0016] 最も好適な実施形態において、ブリスターストリップ駆動部材は、ブリスターポケットに向けられた力の成分に対して、ストリップの表面に沿った方向に力のより大きな成分を向けるように構成されている。]
[0017] ブリスターポケットとストリップの表面との間の折り目によって画定される線に沿ったストリップに、即ち、ブリスターポケットの「根元」に力が加わると、力のはるかに大きな成分は、従来技術の駆動部材が接触する個々のブリスターポケットの曲面に対抗するのではなく、ストリップの長さに沿って延びる。]
[0018] ブリスター駆動機構はアームを備えるのが好ましく、ブリスターストリップ駆動部材は前記アームの端部に配置されている。]
[0019] 好適な実施形態において、ブリスターストリップ駆動部材は、ブリスターポケットと前記表面との間の折り目によって画定される前記線に沿ってストリップを接触させるためのブリスターストリップ接触縁部を有する。]
[0020] 縁部は最大0.2mmの半径を有するが、最小可能半径が好ましい。]
[0021] 一実施形態において、ブリスターストリップ駆動部材は、アームからブリスターストリップ接触縁部まで次第に細くなっているアームの端部上に拡大ヘッドを備える。]
[0022] 駆動機構とブリスターストリップとの接触はブリスターストリップ接触縁部のみであるように、ブリスターストリップ駆動部材およびアームが構成されているのが有利である。]
[0023] 一実施形態において、ブリスターストリップ接触縁部が、半球形状のブリスターポケットとストリップの表面との間の折り目によって画定される曲線と接触するように、ヘッドは円弧状であってもよい。ヘッドが円弧状である場合、前記アームもまた同様の形状であってもよいが、これは絶対必要ではないことが理解されるであろう。]
[0024] ブリスターポケットは、多くの異なる形状または形態をとり得ることも分かるであろう。重要なのは、折り目が湾曲している、部分的に湾曲している、または真っ直ぐである、あるいはこれらの組み合わせであるかに関わりなく、ブリスターストリップ接触縁部が、ブリスターポケットとストリップの表面との間の折り目または根元の形状と一致するように、ヘッドの輪郭が構成されていることである。]
[0025] ブリスターストリップ駆動部材は、前記アームおよびブリスターストリップ駆動部材を貫通して半径方向に延びている軸の両側に前縁および後縁のブリスターストリップ接触縁部を有するのが好ましい。これにより、駆動部材が一方向に回転すると、ブリスターストリップ接触前縁部は、あるブリスターポケットと前記表面との間の折り目によって画定される前記線に沿ってストリップと接触し、駆動部材が反対方向に回転すると、ブリスターストリップ接触後縁部は、隣接するブリスターポケットと前記表面との間の折り目によって画定される前記線に沿ってストリップと接触する。不完全な操作後にユーザがレバーを戻す部分インデックスから装置を解除できるようにする必要がある場合(この場合、ストリップは開始位置に戻る必要がある)には、この逆駆動機能は有用である。]
[0026] ブリスターストリップ駆動部材の側面は、実質的に三角形あるいは部分的に三角形の形状であり、三角形の尖端は、アームの長さに沿って半径内向き方向を指している。]
[0027] ブリスターストリップ駆動部材は、前記ブリスターストリップ接触縁部間に延びている実質的に平坦あるいは凹状の端面を有してもよい。実質的に平坦あるいは凹状の端面は、アームの平面に略直角の平面に延在してもよい。]
[0028] 好適な実施形態において、端面に沿った方向における前記前縁および後縁のブリスターストリップ接触縁部間の距離は、インデックスされるブリスターストリップの隣接するブリスターボウルの折り目間の距離と略同一になるように選択される。]
[0029] 別の実施形態において、駆動ホイールのピッチは、ブリスターストリップのピッチよりも大きいように選択される。この場合、駆動ホイールのピッチは、コード長+先端の幅(W1+W2)である。]
[0030] 駆動機構は、ブリスターを順次移動させて、ブリスター開口部材と位置合わせするように構成されていてもよい。]
[0031] 好適な実施形態において、吸入器は、マウスピースと、マウスピースを覆うためのキャップとを備え、駆動機構は、ユーザによるキャップの動きに応じて動作可能である。]
[0032] あるいは、吸入器はアクチュエータを備えてもよく、駆動機構は、ユーザによるアクチュエータの動きに応じて動作可能であってもよい。]
[0033] 好適な実施形態において、駆動機構は回転機構であり、駆動ホイールも備える。この場合、駆動ホイールは、理想的には複数のスポークを備え、各スポークは、ブリスター駆動機構のアームを形成している。駆動機構は、回転機構ではなく直線機構などの他の形態をとり得ることも分かるであろう。]
[0034] 駆動ホイールは、アームを動かすように回転自在であることが好ましい。これにより、ブリスターストリップ駆動部材は、ブリスターポケットとストリップの前記表面との間の折り目によって画定される線に沿ってストリップと接触し、前記ストリップを駆動する。]
[0035] 一実施形態において、吸入器は、表面と、前記表面から垂れ下がり、各ブリスターポケットがユーザによって吸入される一服の薬剤を含む複数のブリスターポケットとを有する、前記ハウジング内に収納されたブリスターストリップを備える。]
[0036] 各ブリスターポケットは、一部が円筒状の中央領域と、一部が半球状の端部領域とを有する。この場合、ブリスターストリップ接触縁部は、湾曲終端部をもつ中央直線部分を有するような形状でもよい。あるいは、真っ直ぐなだけであってもよく、この場合、ブリスターポケットの一部が円筒状の中央部分から形成された中央直線部分とだけ接触する。しかしながら、ブリスターポケットは任意の形状をとることができ、ブリスターストリップ接触縁部は、該ポケットに合うような形状にできることが理解されるであろう。]
[0037] 好適な実施形態において、隣接するブリスターボウルの折り目間の距離は、ブリスターストリップ接触縁部の前縁および後縁間の距離と略同一である。]
[0038] 別の好適な実施形態において、ブリスターストリップのピッチは、駆動ホイールのピッチよりも小さいように選択される。]
[0039] 添付図面の図5および図6を参照しながら、単なる例として本発明の実施形態を説明する。] 図6
図面の簡単な説明

[0040] 図1に示す位置から、インデックスホイールを駆動する図2に示す位置までのアクチュエータの動きによって、どのようにストリップが駆動されてブリスターを順次移動させてブリスター穿刺部材と位置合わせするのかを示す、従来の吸入装置の側面図である。図1に示すように、アクチュエータが通常位置に戻ると、アクチュエータ上の穿刺要素が、位置合わせされたブリスターの蓋を穿刺する。
図1に示す位置から、インデックスホイールを駆動する図2に示す位置までのアクチュエータの動きによって、どのようにストリップが駆動されてブリスターを順次移動させてブリスター穿刺部材と位置合わせするのかを示す、従来の吸入装置の側面図である。図1に示すように、アクチュエータが通常位置に戻ると、アクチュエータ上の穿刺要素が、位置合わせされたブリスターの蓋を穿刺する。
図1および図2に吸入装置に用いられる従来のインデックスホイールの図を示す。
図3aに示すインデックスホイールの部分拡大図を示す。
2つのブリスターポケットを示すブリスターストリップの断面の底面図を示す。
線X−Xに沿って切った、図4aに示すブリスターポケットの1つを通る断面図を示す。
本発明の実施形態によるインデックスホイールの部分拡大図を示す。
図5aに示すインデックスホイールの部分拡大図を示す。
ブリスターポケットの変形が起きる前に、本発明のブリスター駆動部材を用いて、どのように非常に大きな駆動トルク(より大きな力)がストリップに印加され得るかを示すために、従来の駆動機構と本発明により修正した駆動機構との両方を用いた場合のトルク/ブリスター変形曲線を示す。
ブリスターストリップと駆動ホイールとの相対的な幾何配置の重要さを強調するために、ブリスターストリップが駆動ホイールの周りに延びている駆動ホイールを示す。該ストリップは、時計方向に回転しているホイールの上を通過する。
駆動ホイールのピッチがブリスターピッチと等しく、ブリスターストリップが駆動ホイールの周りに延びている駆動ホイールを示す。駆動ホイールは、時計方向に回転している。
駆動ホイールのピッチがブリスターピッチよりも大きく、ブリスターストリップが駆動ホイールの周りに延びている駆動ホイールを示す。駆動ホイールは、時計方向に回転している。
ホイールおよびブリスターピッチ値と、種々のブリスター箔厚の伝達可能トルクとの関係を示すグラフである。] 図1 図2
実施例

[0041] 図1および図2に示す従来の吸入装置は、すでに上で詳細に説明したため、これについてさらに言及することは、ここでは行わない。] 図1 図2
[0042] 最初に図3aおよび図3bを参照すると、図1および図2に示す装置のインデックス機構7の一部を形成するブリスターストリップ駆動ホイール13の拡大図を示す。] 図1 図2 図3b
[0043] 図3aおよび図3bから分かるように、従来のブリスターインデックスホイール13は、ブリスターポケット5の曲壁5aに接触してストリップ3を駆動するための平坦先端面16と、尖端21に収束するなだらかな傾斜上端面20とを有する拡大ヘッド部15を備えた4本のスポーク14を有する。] 図3b
[0044] ストリップ3は、駆動ホイール13の周りを通過し、個々のブリスターポケット5は、隣接するスポーク14間に保持される。駆動ホイール13が回転すると、スポーク14のヘッド部15の平坦先端面16が隣接するスポーク11間に位置するブリスターポケット5の曲面5aに接触し、該曲面5aを押圧するため、ストリップ3は、「B」とマークされた矢印の示す方向で、前方にインデックスされる。その結果、平坦先端面16が湾曲ブリスターポケット壁5aと接触する領域にわたって、ブリスターポケット5の曲壁5aに全負荷がかかる。このため、特に、摩擦または他の抵抗を克服するために比較的高い駆動負荷を必要とする場合、ブリスターポケット壁5aの変形あるいは屈曲をもたらし得る。]
[0045] 次に図5aおよび図5bを参照すると、本発明の実施形態による駆動ホイール25を示している。各スポーク26のヘッド部またはブリスターストリップ駆動部材27の形状が異なり、ストリップ3の異なる部分と接触する点以外は、駆動ホイール25は、上述した従来の駆動ホイール13と同一の一般形状を有する。]
[0046] ブリスターストリップ駆動部材27は、ブリスターポケット5の湾曲壁面5aと接触しないように傾斜している非接触面28を備えた先端29を有する。その代わりに、ブリスターストリップ3と接触する領域は、非接触面28の最も外側の先端で、線または縁部29に沿っており、非接触面28自体は、ストリップ3またはポケット5とは接触しない。縁部29は、表面3aから離間するブリスターポケット5の湾曲壁面5aに接触するのではなく、ブリスターストリップ3の下側面3aとその表面3aから垂れ下がるブリスターポケット5との間の折り目30または接合のブリスターストリップ3に接触する。非接触面28は、非接触面28の角度によって、縁部29に向かって効果的に先細っているか狭まっている。縁部29は、ブリスターポケット5と表面5aとの間の折り目にぴったりはまるように0.2mm未満の半径を有し得るが、ブリスターを切断するほど鋭利ではない。従って、ストリップへの負荷は、ブリスター壁5aとストリップの表面3aとの間のブリスターポケットの根元を通じてかかるため、壁5aよりもストリップ3にはるかに強い負荷がかかる。]
[0047] 駆動ホイール25は、ストリップ3を一方向にのみ搬送するように構成されてもよいが(この場合、非接触面28および縁部29は、駆動ホイール25が一方向に回転すると、縁部29がブリスターストリップ3に接触するように形成されてさえいればよい)、駆動ホイール25は、例えば、ブリスターポケット5が開放されない「中止ストローク」上の元の位置にストリップ3を戻すために、いずれかの方向にストリップを交互に駆動するのに用いてもよいことも分かるであろう。従って、非接触面28および縁部29に加えて、後端非接触面31および関連縁部32が存在してもよい。駆動ホイール25が反対方向に回転すると、縁部32は、ストリップ3をインデックスするために通常方向に回転時に非接触面28の縁部29によって係合されたブリスターポケット5のすぐ後ろの、ブリスターポケット5と該ブリスターポケットの表面3aとの間に形成された折り目30内のストリップ3と係合する。駆動部材25の各スポーク26は、スポーク26の長さに沿っており、かつ、ブリスターストリップ駆動部材27を貫通した半径方向に延びている軸を中心に対称であってもよい。]
[0048] 本発明は、主として、ブリスターポケット5とストリップ3の表面3aとの間の折り目30が両側の2つの湾曲部間に延びている図4aで「S」と概括的に示される直線部を有するようにブリスターポケット5が形作られているブリスターストリップ3と組み合わせて使用することを意図している。次いで、ブリスター駆動部材27は、湾曲端部間の折り目30の、「S」とマークされた領域における前記直線部に沿ってブリスターストリップ3に接触する。]
[0049] しかしながら、本発明は、ブリスターポケット5が半球形状であるブリスターストリップ3と組み合わせて使用することもできるとも考えられる。この場合、スポーク26およびブリスター駆動部材27の各々は、半球形状のブリスターポケットとストリップの表面3との間の折り目30の湾曲形状に合うように湾曲状あるいは円弧状であってもよい。上述した通り、ブリスターポケット5は種々の形状をとることができ、スポーク26および/またはブリスター駆動部材27は、ブリスターポケット5とブリスターストリップ3の表面との間の根元もしくは折り目30と線接触するように、それに対応した形状にすることができる。]
[0050] ブリスターストリップ3を駆動するために回転する駆動ホイール25について参照したが、駆動機構はその他の形態を取ってもよく、往復部品または摺動部品、即ち、回転機構ではなく直線機構を備えてもよいことが理解されるであろう。ブリスターストリップ3に実際に接触する部分のみ、すなわちより詳細には、ブリスターポケット5とブリスターストリップ3の表面3aとの間の折り目は、ブリスター駆動部材が折り目とエッジ接触するような形状および/または構成を有する必要がある。]
[0051] ポケット5とストリップ3の表面5aとの間の折り目あるいは接合30と線接触させることによってストリップ3に負荷をかけることで、負荷、すなわち少なくとも負荷のより大きな成分は、負荷のより大きな成分がポケット5の壁5a上の接触領域に集中するのに対して、ストリップ3の平面に沿って分散されることが実験によって分かっている。従って、ストリップ3は、ブリスターポケット5を屈曲、変形、もしくは損傷することなく、はるかに高い駆動力に耐えることができる。この改善については、ブリスターポケット5と表面3aとの間の接合30でストリップ3に負荷をかける本発明の駆動機構(「B」線)に対して、従来の駆動機構(「A」線)を用いてストリップ3に負荷をかける場合の駆動トルク対変形を比較するグラフを示す図面の図6を参照することで明らかである。グラフから分かるように、ブリスターポケット5が同一レベルのトルクでより大きく変形することは、新規の機構よりも従来の機構で明らかである。実際に、100Nmmの領域のトルクでは、新規の機構と比較した従来の機構においてブリスター変形は2倍以上であることをグラフは示している。] 図6
[0052] ブリスターストリップ駆動機構は、吸入装置を通じて駆動されるブリスターのストリップを収納する数多くの異なるタイプの吸入装置と組み合わせて使用してもよいことが理解されるであろう。特に、国際公開第2005/037353A1号として公開されている出願人自身の先の出願から知られている装置と組み合わせて使用することができる。この文献に開示されているものなどの装置に用いた場合の特別な利点は、「プルスルー」、即ち、ユーザがハウジングから出てくるストリップを引っ張ろうとする場合により大きな抵抗をもたらすことである。例えば、出願人自身の先のEP特許出願第07111998.6号から知られているコイル状に巻かれた素子において、使用済ブリスターが前記ハウジング内に保持され、巻き上げられる完全一体型の装置にも適用可能である。この場合、本発明の駆動機構は、ストリップを使用済ストリップ巻き取り装置または機構に追い込むためにさらなる駆動トルクを提供する。]
[0053] ホイールチップの幾何形状を慎重に選択することで、ストリップをインデックスする場合のストリップ最終位置のばらつきが減少し、なおかつ、「中止ストローク」時に後方にインデックスする場合のストリップ位置の一貫性が向上することも確立されている。さらに、駆動ホイールの形状は、ブリスターストリップに利用可能な駆動トルクを最大にするように注意深く管理してもよい。]
[0054] 最初に図7を参照すると、図7のA点およびB点で駆動ホイールの先端とブリスターの根元との間の間隙を減らすことで、ブリスターは駆動ホイールチップの周りにぴったりと巻き付くため、駆動ホイールの回転方向が逆転した場合のガタつき(ストリップが静止したままでインデックスホイールが動くこと)を最小限にすることが判明している。] 図7
[0055] ガタつきのないシステムにより、ブリスターを前後に駆動した場合にブリスターを同一位置に配置することができる。通常のホイールチップ幅W2(図7を参照)は、ブリスター間の距離B2と等しいと効果的に動作することが裏付けられている。] 図7
[0056] ブリスターストリップのピッチ、すなわち、ブリスター幅+ブリスター区切り(B1+B2)に対する駆動ホイールのピッチ、すなわち、コード長+先端の幅(W1+W2)は、ブリスターボウルの塑性変形が起こる前の利用可能な駆動トルクのレベルにとって重要であることも判明している。]
[0057] 単一のブリスターボウルを考えると、ブリスターボウルを変形させるのに駆動ホイールから必要となる力は、偏向によってブリスターボウルの壁が塑性変形限界に到達するまで、ブリスター壁のかかる偏向が増すにつれて増加する。ブリスターのピッチと等しい、即ち、W1=B1およびW2=B2の駆動ホイールによってブリスターがインデックスされている場合、被駆動ブリスターが少しでもそり曲がると(図8のD点で)、ブリスターの偏向、またはインデックスされる次のブリスターのブリスター塑性変形がA点で起こるため、この偏向は駆動ホイールによって駆動される次のブリスターに伝播し、累積的なへこみを引き起こし、最終的には駆動システムを故障させる事態に繋がる。] 図8
[0058] 上記の問題を回避するため、ブリスターピッチ(B1+B2)に対するホイールピッチ(W1+W2)を増加させ、ブリスターボウルにへこみを伝播することなくより大きな負荷でインデックスすることが可能な駆動システムが達成される。ブリスターの偏向がD点で起こる場合(図9を参照)、次の羽のホイールチップの先端であるA点が、ブリスターの根元により近い地点でブリスターに接触することで、ブリスターボウルの曲げまたは変形を最小限にする。この効果は図10のグラフに見ることができる。このグラフは、ブリスターよりも0.8mmだけ大きなピッチを有する駆動ホイールにおいては、駆動力13Nが45μmのアルミニウム箔で達成され得るが、たった0.1mmのピッチ差においては、同じ箔で駆動力がたった2.5Nしか達成され得ないことを示す。] 図10 図9
[0059] ブリスターポケットは駆動システムの中で最も弱い構成部品であることが理解されるであろう。従って、アルミニウムラミネート層の厚さ、即ち、ブリスターの強度は、図10に示すように、駆動システムの強度と直接的な関係を有する。グラフは、ラミネートの厚さを増加させることによって、より大きな負荷でインデックスする駆動能力が増すことを示している。] 図10
[0060] 当業者には、特許請求の範囲内において本発明に対して数多くの修正および変更を行えることは明らかであり、上述の説明は、本発明の好適な実施形態の説明に過ぎないと見なされるべきである。]
[0061] 本発明の吸入器を用いることで、種々の薬剤を単独投与することができる。使用してもよい具体的な活性薬剤または薬剤としては、以下に列記したクラスの1つ以上の薬剤が挙げられるが、これらに限定されない。]
[0062] 1)例えば、アンフェタミン、アプラクロニジン、ビトルテロール、クロニジン、コルテロール、ドブタミン、ドーパミン、エフェドリン、エピネフリン、エチルノルエピネフリン、フェノテロール、ホルモテロール、グアナベンズ、グアンファシン、ヒドロキシアンフェタミン、イソエタリン、イソプロテレノール、イソタリン、メフェンテルミン、メタラミノール、メタンフェタミン、メトキサミン、メトペンテルミン、メチルドパ、メチルフェニデート、メタプロテレノール、メタラミノール、ミトドリン、ナファゾリン、ノルエピネフリン、オキシメタゾリン、ペモリン、フェニレフリン、フェニルエチルアミン、フェニルプロパノールアミン、ピルブテロール、プレナルテロール、プロカテロール、プロピルヘキセドリン、プソイドエフェドリン、リトドリン、サルブタモール、サルメテロール、テルブタリン、テトラヒドロゾリン、トラマゾリン、チラミン、およびキシロメタゾリンなどのアドレナリン作動薬。]
[0063] 2)例えば、アセブトロール、アルフゾシン、アテノロール、ベタキソロール、ビソプロロール、ボピンドロール、ブシンドロール、ブナゾシン、ブチロフェノン、カルテオロール、カルベジロール、セリプロロール、クロルプロマジン、ドキサゾシン、麦角アルカロイド、エスモロール、ハロペリドール、インドラミン、ケタンセリン、ラベタロール、レボブノロール、メドロキサロール、メチプラノロール、メトプロロール、ネビボロール、ナドロール、ナフトピジル、オクスプレノロール、ペンブトロール、フェノチアジン、フェノキシベンザミン、フェントラミン、ピンドロール、プラゾシン、プロパフェノン、プロプラノロール、ソタロール、タムスロシン、テラゾシン、チモロール、トラゾリン、トリマゾシン、ウラピジル、およびヨヒンビンなどのアドレナリン拮抗薬。]
[0064] 3)例えば、ベタニジン、デブリソキン、グアベンキサン、グアナドレル、グアナゾジン、グアネチジン、グアノクロル、およびグアノキサンなどのアドレナリン作動性ニューロン遮断薬。]
[0065] 4)例えば、ブプレノルフィンなどの依存症の治療薬。]
[0066] 5)例えば、ジスルフィラム、ナロキソン、およびナルトレキソンなどのアルコール依存症の治療薬。]
[0067] 6)例えば、ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン、およびタクリンなどのアセチルコリンエステラーゼ阻害剤を含むアルツハイマー病を管理するための薬剤。]
[0068] 7)例えば、アメトカイン、ベンゾカイン、ブピバカイン、ヒドロコルチゾン、ケタミン、リグノカイン、メチルプレドニゾロン、プリロカイン、プロキシメタカイン、ロピバカイン、およびチロトリシンなどの麻酔薬。]
[0069] 8)例えば、カプトプリル、シラザプリル、エナラプリル、ホシノプリル、イミダプリル塩酸塩、リシノプリル、モエキシプリル塩酸塩、ペリンドプリル、クイナプリル、ラミプリル、およびトランドラプリルなどのアンジオテンシン変換酵素阻害剤。]
[0070] 9)例えば、カンデサルタン、シレキセチル、エプロサルタン、イルベサルタン、ロサルタン、メドキソミル、オルメサルタン、テルミサルタン、およびバルサルタンなどのアンジオテンシンII受容体拮抗剤。]
[0071] 10)例えば、アデノシン、アミドダロン、ジソピラミド、酢酸フレカイニド、リドカイン塩酸塩、メキシレチン、プロカインアミド、プロパフェノン、およびキニジンなどの抗不整脈剤。]
[0072] 11)例えば、アクラルビシン、アモキシシリン、アンホテリシン、アジスロマイシン、アズトレオナム、クロルヘキシジン、クラリスロマイシン、クリンダマイシン、コリスチメタート、ダクチノマイシン、ジリスロマイシン、ドリペネム、エリスロマイシン、フサファンギン、ゲンタマイシン、メトロニダゾール、ムピロシン、ナタマイシン、ネオマイシン、ニスタチン、オレアンドマイシン、ペンタミジン、ピマリシン、プロベネシド、ロキシスロマイシン、スルファジアジン、およびトリクロサンなどの抗生物質および抗菌薬(βラクタム系、フルオロキノロン系、ケトリド系、マクロライド系、スルホンアミド系、およびテトラサイクリン系を含む)。]
[0073] 12)例えば、アブシキマブ、アセノクマロール、アルテプラーゼ、アスピリン、ベミパリン、ビバリルジン、セルトパリン、クロピドグレル、ダルテパリン、ダナパロイド、ジピリダモール、エノキサパリン、エポプロステノール、エプチフィバチド、ホンダパリン、ヘパリン(低分子量ヘパリンを含む)、ヘパリンカルシウム、レピルジン、フェンインジオン、レテプラーゼ、ストレプトキナーゼ、テネクテプラーゼ、チンザパリン、チロフィバン、およびワルファリンなどの抗凝血剤。]
[0074] 13)例えば、チアガビンおよびビガバトリンを含むGABA類似体;ペントバルビタールを含むバルビツレート;アルプラゾラム、クロルジアゼポキシド、クロバザム、クロナゼパム、ジアゼパム、フルラゼパム、ロラゼパム、ミダゾラム、オキサゼパム、およびゾラゼパムを含むベンゾジアゼピン;フェニトインを含むヒダントイン;ラモトリギンを含むフェニルトリアジン;アセタゾラミド、カルバマゼピン、エトスキシミド、ホスフェニトイン、ガバペンチン、レベチラセタム、オクスカルバゼピン、ピラセタム、プレガバリン、プリミドン、バルプロ酸ナトリウム、トピラメート、バルプロ酸、およびゾニサミドを含む様々な抗痙攣剤などの抗痙攣剤。]
[0075] 14)例えば、アミネプチン、アミトリプチリン(3環系もしくは4環系のアミトリプチリン)、アモキサピン、ブトリプチリン、シアノプラミン、クロミプラミン、デメキシプチリン、デシプラミン、ジベンゼピン、ジメタクリン、ドスレピン、ドチエピン、ドキセピン、イミプラミン、イプリンドール、レボプロチリン、ロフェプラミン、マプロチリン、メリトラセン、メタプラミン、ミアンセリン、ミルタザピン、ノルトリプチリン、オピプラモール、プロピゼピン、プロトリプチリン、キヌプラミン、セチプチリン、チアネプチン、およびトリミプラミンを含む3環系もしくは4環系抗うつ剤;クロボキサミン、デュロキセチン、ミルナシプラン、およびベンラファキシンを含む選択的セロトニンおよびノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRIs);シタロプラム、エスシタロプラム、フェモキセチン、フルオキセチン、フルボキサミン、イフォキセチン、ミルナシプラン、ノミフェンシン、オキサプロチリン、パロキセチン、セルトラリン、シブトラミン、ベンラファキシン、ビクアリン、およびジメルジンを含む選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRIs);デメキシプチリン、デシプラミン、オキサプロチリン、およびレボキセチンを含む選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(NARIs);ミルタザピンを含むノルアドレナリンおよび選択的セロトニン再取り込み阻害剤(NASSAs);アミフラミン、ブロファロミン、クロルギリン、α−エチルトリプタミン、エトペリドン、イプロクロジド、イプロニアジド、イソカルボキサジド、メベナジン、メジフォキサミン、モクロベミド、ニアラミド、パルギリン、フェネルジン、フェニプラジン、ピルリンドール、プロカルバジン、ラサギリン、サフラジン、セレギリン、トロキサトン、およびトラニルシプロミンを含むモノアミンオキシダーゼ阻害剤(MAOIs);ベナクチジンおよびジベンゼピンを含むムスカリン性拮抗剤;ブスピロン、ゲピロン、イプサピロン、タンドスピロン、およびチアスピロンを含むアザスピロン;ならびに、アセトフェナジン、アデメチオニン、S−アデノシルメチオニン、アドラフィニル、アメセルギド、アミネプチン、アンペロジド、ベナクチジン、ベンモキシン、ビネダリン、ブプロピオン、カルバマゼピン、カロキサゾン、セリクラミン、コチニン、フェゾラミン、フルペンチキソール、イダゾキサン、ケタンセリン、レボプロチリン、リチウム塩、マプロチリン、メジフォキサミン、メチルフェニデート、メトラリンドール、ミナプリン、ネファゾドン、ニソキセチン、ノミフェンシン、オキサフロザン、オキシトリプタン、フェニルヒドラジン、ロリプラム、ロキシンドール、シブトラミン、テニロキサジン、チアネプチン、トフェナシン、トラザドン、トリプトファン、ビロキサジン、およびザロスピロンを含む他の抗うつ剤などの抗うつ剤。]
[0076] 15)例えば、アトロピン、ベンズアトロピン、ビペリデン、シクロペントレート、グリコピロレート、ヒヨスチン、臭化イプラトロピウム、塩酸オルフェナジン、臭化オキシトロプリウム、オキシブチニン、ピレンゼピン、プロシクリジン、プロパンテリン、プロピベリン、テレンゼピン、チオトロピウム、トリヘキシフェニジル、トロピカミド、およびトロスピウムなどの抗コリン剤。]
[0077] 16)例えば、ピオグリタゾン、ロシグリタゾン、およびトログリタゾンなどの抗糖尿病薬。]
[0078] 17)例えば、デフェロキサミン、塩化エドロホニウム、フルマゼニル、ナルメフェン、ナロキソン、およびナルトレキソンなどの解毒剤。]
[0079] 18)例えば、アリザプリド、アザセトロン、ベンズキナミド、ベスタヒスチン、ブロモプリド、ブクリジン、クロルプロマジン、シンナリジン、クレボプリド、シクリジン、ジメンヒドリネート、ジフェンヒドラミン、ジフェニドール、ドンペリドン、ドラセトロン、ドロナビノール、ドロペリドール、グラニセトロン、ヒヨスチン、ロラゼパム、メトクロプラミド、メトピマジン、ナビロン、オンダンセトロン、パロノセトロン、ペルフェナジン、プロクロルペラジン、プロメタジン、スコポラミン、トリエチルペラジン、トリフルオペラジン、トリフルプロマジン、トリメトベンザミド、およびトロピセトロンなどの制吐剤。]
[0080] 19)例えば、アクリバスチン、アステミゾール、アザタジン、アゼラスチン、ブロンフェニラミン、カルビノキサミン、セチリジン、クロルフェニラミン、シンナリジン、クレマスチン、シクリジン、シプロヘプタジン、デスロラタジン、デクスメデトミジン、ジフェンヒドラミン、ドキシラミン、フェキソフェナジン、ヒドロキシジン、ケトチフェン、レボカバスチン、ロラタジン、ミゾラスチン、プロメタジン、ピリラミン、テルフェナジン、およびトリメプラジンなどの抗ヒスタミン剤。]
[0081] 20)例えば、アシクロビル、アデフォビル、アマンタジン、シドフォビル、エファビレンツ、ファミシクロビル、ホスカルネット、ガンシクロビル、イドクスウリジン、インジナビル、イノシンプラノベクス、ラミブジン、ネルフィナビル、ネビラピン、オセルタミビル、パリビズマブ、ペンシクロビル、プレコナリル、リバビリン、リマンタジン、リトナビル、ルプリントリビル(ruprintrivir)、サキナビル、スタブジン、バラシクロビル、ザルシタビン、ザナミビル、ジドブジン、およびインターフェロンなどの抗ウイルス剤(ヌクレオシドおよび非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤、ならびにプロテアーゼ阻害剤を含む);ダプソンなどのAIDS補助薬;トブラマイシンなどのアミノグリコシド系;アンホテリシン、カスポファンギン、クロトリマゾール、エコナゾールニトレート、フルコナゾール、イトラコナゾール、ケトコナゾール、ミコナゾール、ニスタチン、テルビナフィン、およびボリコナゾールなどの抗真菌剤;キニンなどの抗マラリア薬;カプレオマイシン、シプロフロキサシン、エタンブトール、メロペネム、ピペラシリン、リファンピシン、およびバンコマイシンなどの抗結核薬;セファゾリン、セフメタゾール、セフォペラゾン、セフォキシチン、セファセトリル、セファレキシン、セファログリシン、およびセファロリジンなどのβラクタム系;セファロスポリンC、およびセファロチンなどのセファロスポリン系;セファマイシンA、セファマイシンB、セファマイシンC、セファピリン、およびセファラジンなどのセファマイシン系;クロファジミンなどの抗らい菌薬;アモキシシリン、アンピシリン、アミルペニシリン、アジドシリン、ベンジルペニシリン、カルベニシリン、カルフェシリン、カリンダシリン、クロメトシリン、クロキサシリン、シクラシリン、ジクロキサシリン、ジフェニシリン、ヘプチルペニシリン、ヘタシリン、メタムピシリン、メチシリン、ナフシリン、2−ペンテニルペニシリン、ペニシリンN、ペニシリンO、ペニシリンS、およびペニシリンVなどのペニシリン系;シプロフロキサシン、クリナフロキサシン、ジフロキサシン、グレパフロキサシン、ノルフロキサシン、オフロキサシン、およびテマフロキサシンなどのキノロン系;ドキシサイクリンおよびオキシテトラサイクリンなどのテトラサイクリン系;リネゾリド、トリメトプリム、およびスルファメトキサゾールなどの様々な抗感染薬などの抗感染症薬。]
[0082] 21)例えば、ドロロキシフェン、タモキシフェン、およびトレミフェンなどの抗腫瘍薬。]
[0083] 22)例えば、アマンタジン、アンドロピニロール、アポモルヒネ、バクロフェン、ベンセラジド、ビペリデン、ベンズトロピン、ブロモクリプチン、ブジピン、カベルゴリン、カルビドパ、エリプロジル、エンタカポン、エプタスチグミン、エルゴリン、ガランタミン、ラザベミド、レボドパ、リスリド、マジンドール、メマンチン、モフェギリン、オルフェナドリン、トリヘキシフェニジル、ペルゴリド、ピリベジル、プラミペキソール、プロシクリジン、プロペントフィリン、ラサギリン、レマセミド、ロピネロール、セレギリン、スフェラミン、テルグリド、およびトルカポンなどの抗パーキンソン病薬。]
[0084] 23)例えば、アセトフェナジン、アリザプリド、アミスルプリド、アミキサピン、アンペロジド、アリピプラゾール、ベンペリドール、ベンズキナミド、ブロムペリドール、ブラメイト、ブタクラモール、ブタペラジン、カルフェナジン、カルピプラミン、クロルプロマジン、クロルプロチキセン、クロカプラミン、クロマクラン、クロペンチキソール、クロスピラジン、クロチアピン、クロザピン、シアメマジン、ドロペリドール、フルペンチキソール、フルフェナジン、フルスピリレン、ハロペリドール、ロキサピン、メルペロン、メソリダジン、メトフェナザート、モリンドロン、オランザピン、ペンフルリドール、ペリシアジン、ペルフェナジン、ピモジド、ピパメロン、ピペラセタジン、ピポチアジン、プロクロルペラジン、プロマジン、クエチアピン、レモキシプリド、リスペリドン、セルチンドール、スピペロン、スルピリド、チオリダジン、チオチキセン、トリフルペリドール、トリフルプロマジン、トリフルオペラジン、ジプラシドン、ゾテピン、およびズクロペンチキソール;脂肪族化合物、ピペリジン系、およびピペラジン系を含むフェノチアジン系;チオキサンテン系、ブチロフェノン系、および置換ベンズアミド系などの抗精神病薬。]
[0085] 24)例えば、ジクロフェナク、ヘパリノイド、ヒドロキシクロロキン、メトトレキサート、レフルノミド、およびテリフルノミドなどの抗リウマチ薬。]
[0086] 25)例えば、アジナゾラム、アルピデム、アルプラゾラム、アルセロキシロン、アムフェニドン、アザシクロノール、ブロマゼパム、ブロミソバルム、ブスピロン、カプトジアミン、カプリド、カルブクロラール、カルブロマール、クロラールベタイン、クロルジアゼポキシド、クロベンゼパム、エンシプラジン、フレシノキサン、フルラゼパム、ヒドロキシジン、イプサピラオン、レソピトロン、ロプラゾラム、ロラゼパム、ロキサピン、メクロクアロン、メデトミジン、メタクアロン、メスプリロン、メトミデート、ミダゾラム、オキサゼパム、プロパノロール、タンドスピロン、トラザドン、ゾルピデム、およびゾピクロンなどの抗不安薬。]
[0087] 26)例えば、ドロナビノールなどの食欲刺激剤。]
[0088] 27)例えば、フェンフルラミン、フェンテルミン、およびシブトラミンなどの食欲抑制薬;例えば、膵性リパーゼ阻害剤、セロトニン、ノルエピネフリン再取り込み阻害剤、および抗食欲減退薬などの抗肥満治療薬。]
[0089] 28)例えば、アルプラゾラム、ブロマゼパム、ブロチゾラム、クロルジアゼポキシド、クロバザム、クロナゼパム、クロラゼペート、デモキセパム、ジアゼパム、エスタゾラム、フルニトラゼパム、フルラゼパム、ハラゼパム、ケタゾラム、ロプラゾラム、ロラゼパム、ロルメタゼパム、メダゼパム、ミダゾラム、ニトラゼパム、ノルダゼパム、オキサゼパム、プラゼパム、クアゼパム、テマゼパム、およびトリアゾラムなどのベンゾジアゼピン系。]
[0090] 29)例えば、アレンドロ酸ナトリウム、ナトリウムクロドロネート、エチドロネート二ナトリウム、イバンドロン酸、パミドロネート二ナトリウム、イセドロネートナトリウム、チルドロン酸、およびゾレドロン酸などのビスホスホネート剤。]
[0091] 30)例えば、シロスタゾール、ジピリダモール、および血液因子などの血液調整剤。]
[0092] 31)例えば、アセブタロール、アデノシン、アミロリド、アミオダロン、アテノロール、ベナゼプリル、ビソプロロール、ブメタニド、カンデサルタン、カプトプリル、クロニジン、ジルチアゼム、ジソピラミド、ドフェチリド、ドキサゾシン、エナラプリル、エスモロール、エタクリン酸、フレカニド、フロセミド、ゲンフィブロジル、イブチリド、イルベサルタン、ラベトロール、ロサルタン、ロバスタチン、メトラゾン、メトプロロール、メキシレチン、ナドロール、ニフェジピン、ピンドロール、プラゾシン、プロカインアミド、プロパフェノン、プロプラノロール、クイナプリル、キニジン、ラミプリル、ソタロール、スピロノラクトン、テルミサルタン、トカイニド、トルセミド、トリアムテレン、バルサルタン、およびベラパミルなどの心血管薬。]
[0093] 32)例えば、アムロジピン、ベプリジル、ジルチアゼム、フェロジピン、フルナリジン、ガロパミル、イスラジピン、ラシジピン、レラカニジピン、ニカルジピン、ニフェジピン、ニモジピンおよびベラパミルなどのカルシウムチャンネル遮断薬。]
[0094] 33)例えば、アンフェタミン、ブルシン、カフェイン、デキスフェンフルラミン、デキストロアンフェタミン、エフェドリン、フェンフルラミン、マジンドール、メチフェニデート、モダフィニル、ペモリン、フェンテルミン、およびシブトラミンなどの中枢神経系興奮薬。]
[0095] 34)例えば、アシピモックス、アトルバスタチン、シプロフィブレート、コレスチポール、コレスチラミン、ベザフィブレート、エゼチミベ、フェノフィブレート、フルバスタチン、ゲムフィブロジル、イスパグフラ、ニコチン酸、オメガ−3トリグリセリド、プラバスタチン、ロスバスタチン、およびシンバスタチンなどのコレステロール降下剤。]
[0096] 35)例えば、緑膿菌感染症に対するワクチン(例:Aerugen(登録商標))、α1−アンチトリプシン、アミカシン、セファドロキシル、デヌホソール、デュラマイシン、グルタチオン、マンニトール、およびトブラマイシンなどの嚢胞性線維症を管理するための薬剤。]
[0097] 36)例えば、アデノシンおよびアミノ馬尿酸などの診断薬。]
[0098] 37)例えば、メラトニン、およびビタミンEを含むビタミン類などの栄養補助食品。]
[0099] 38)例えば、アミロライド、ベンドロフルメチアジド、ブメタニド、クロルタリドン、シクロペンチアジド、フロセミド、インダパミド、メトラゾン、スピロノラクトン、およびトラセミドなどの利尿薬。]
[0100] 39)例えば、アマンタジン、アポモルヒネ、ブロモクリプチン、カベルゴリン、リスリド、ペルゴリド、プラミペキソール、およびロピネロールなどのドーパミンアゴニスト。]
[0101] 40)例えば、アポモルヒネ、二酢酸アポモルヒネ、モキシシリト、フェントラミン、5型ホスホジエステラーゼ阻害剤(シルデナフィル、タダラフィル、バルデナフィル、およびヨヒンビンなど)などの勃起不全症のための薬剤。]
[0102] 41)例えば、アトロピン、ヒオスシアミン、ファモチジン、ランソプラゾール、ロペラミド、オメプラゾール、およびレベプラゾールなどの胃腸薬。]
[0103] 42)例えば、コルチゾン、エピネフリン、エストラジオール、インスリン、オスタボリン−C、副甲状腺ホルモン、およびテストステロンなどのホルモンおよびアナログ。]
[0104] 43)例えば、デスモプレシン、ランレオチド、リュープロリド、オクトレオチド、ペグビソマント、プロチレリン、サルコトニン、ソマトロピン、テトラコサクチド、チロキシン、およびバソプレシンなどのホルモン薬。]
[0105] 44)例えば、グリベンクラミド、グリクラジド、グリメピリド、グリピジド、およびグリキドンを含むスルホニル尿素剤;メトフォルミンを含むビグアナイド剤;ピオグリタゾン、ロシグリタゾン、ナテグリニド、レパグリニド、およびアカルボースを含むチアゾリジンジオン剤などの血糖低下剤。]
[0106] 45)免疫グロブリン。]
[0107] 46)例えば、インターフェロン(例:インターフェロンベータ−1aおよびインターフェロンベータ−1b)、およびガラティラメルなどの免疫調節薬。]
[0108] 47)例えば、アザチオプリン、シクロスポリン、ミコフェノール酸、ラパマイシン、シロリムス、およびタクロリムスなどの免疫抑制薬。]
[0109] 48)例えば、クロモグリケート、ヨードキサミド、ネドクロミル、ケトチフェン、トリプターゼ阻害剤、およびペミロラストなどの肥満細胞安定剤。]
[0110] 49)例えば、アルモトリプタン、アルペロプリド、アミトリプチリン、アモキサピン、アテノロール、クロニジン、コデイン、コプロキサモール、シプロヘプタジン、デキストロプロポキシペン、ジヒドロエルゴタミン、ジルチアゼム、ドキセピン、エルゴタミン、エレトリプタン、フルオキセチン、フロバトリプタン、イソメテプテン、リドカイン、リシノプリル、リスリド、ロキサピン、メチセルジド、メトクロプラミド、メトプロロール、ナドロール、ナラトリプタン、ノルトリプチリン、オキシコドン、パロキセチン、ピゾチフェン、ピゾチリン、プロクロルペラジン、プロパノロール、プロポキシフェン、プロトリプチリン、リザトリプタン、セルトラリン、スマトリプタン、チモロール、トルフェナム酸、トラマドール、ベラパミル、ゾルミトリプタン、および非ステロイド性抗炎症薬などの偏頭痛薬。]
[0111] 50)例えば、ジフェンヒドラミン、プロメタジン、およびスコポラミンなどの乗り物酔い止め薬。]
[0112] 51)N−アセチルシステイン、アンブロキソール、アミロライド、デキストラン、ヘパリン、脱硫酸ヘパリン、低分子量ヘパリン、および遺伝子組換えヒトDNaseなどの粘液溶解薬。]
[0113] 52)例えば、ベンシクラン、メチルプレドニゾロン、ミトキサントロン、およびプレドニゾロンなどの多発性硬化症を管理するための薬剤。]
[0114] 53)例えば、バクロフェン、クロルゾキサゾン、シクロベンザプリン、メトカルバモール、オルフェナドリン、キニン、およびチザニジンなどの筋弛緩薬。]
[0115] 54)例えば、メマンチンなどのNMDA受容体アンタゴニスト。]
[0116] 55)例えば、アセクロフェナク、アセトアミノフェン、アルミノプロフェン、アンフェナク、アミノプロピロン、アミキセトリン、アスピリン、ベノキサプロフェン、ブロムフェナク、ブフェキサマク、カルプロフェン、セレコキシブ、コリン、シンコフェン、シンメタシン、クロメタシン、クロプリアク、ジクロフェナク、ジクロフェナクナトリウム、ジフルニサル、エテンザミド、エトドラク、エトリコキシブ、フェノプロフェン、フルルビプロフェン、イブプロフェン、インドメタシン、インドプロフェン、ケトプロフェン、ケトロラク、ロキソプロフェン、マジプレドン、メクロフェナム酸塩、メフェナム酸、メロキシカム、ナブメトン、ナプロキセン、ニメスリド、パレコキシブ、フェニルブタゾン、ピロキシカム、ピルプロフェン、ロフェコキシブ、サリチル酸塩、スリンダク、チアプロフェン酸、トルフェナム酸塩、トルメチン、およびバルデコキシブなどの非ステロイド抗炎症薬。]
[0117] 56)例えば、オリゴヌクレオチド、デコイヌクレオチド、アンチセンスヌクレオチド、および他の遺伝子ベースの医薬分子などの核酸医薬。]
[0118] 57)例えば、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジルモルヒネ、ベンジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、カルビフェン、シプラマドール、クロニタゼン、コデイン、コデインリン酸塩、デキストロモラミド、デキストロプロポキシフェン、ジアモルヒネ、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルヒネ、ジフェノキシレート、ジピパノン、フェンタニル、ヒドロモルホン、L−アルファアセチルメタドール、レボルファノール、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタドン、メトポン、モルヒネ、ナルブフィン、ナロルフィン、オキシコドン、パパベレタム、ペンタゾシン、ペチジン、フェナゾシン、ホルコデイン、レミフェンタニル、サフェンタニル、トラマドール、および制吐剤とそれらの組み合わせなどのアヘン剤およびオピオイド剤。]
[0119] 58)例えば、ベタキソロールおよびケトチフェンなどの眼科用製剤。]
[0120] 59)例えば、アレンドロネート、エストラジオール、エストロピテート、ラロキシフェン、およびリセドロネートなどの骨粗鬆症用製剤。]
[0121] 60)例えば、アパゾン、ベンズピペリロン、ベンジダミン、カフェイン、カナビノイド、クロニキシン、エトヘプタジン、フルピルチン、ネホパム、オルフェナドリン、ペンタゾシン、プロパセタモール、およびプロポキシフェンなどの他の鎮痛薬。]
[0122] 61)例えば、B−細胞阻害剤、p38MAPキナーゼ阻害剤、およびTNF阻害剤などの他の抗炎症薬。]
[0123] 62)例えば、テオフィリン、テオブロミン、IBMX、ペントキシフィリン、およびパパベリンを含む非特異的ホスホジエステラーゼ阻害剤;ミルリノン、アムリノン、およびオルプリノンなどのビピリジン;ピロキシモンおよびエノキシモンなどのイミダゾロン;イマゾダンおよび5−メチル−イマゾダンなどのイミダゾリン;イミダゾキノキサリン;ならびにインドリダンおよびLY181512(5−(6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリダジン−3−イル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン)などのジヒドロピリダジノン;シロスタミド、シロスタゾール、およびベスナリノンなどのジヒドロキノリノン化合物;モタピゾン;を含むホスホジエステラーゼ3型阻害剤;シロミラスト、エタゾレート、ロリプラム、オグレミラスト、ロフルミラスト、ONO6126、トラフェントリン、およびザルダベリンなどでニトラクアゾンおよびニトラクアゾン類似体などのキナゾリンジオン;デンブフィリンおよびアロフィリンなどのキサンチン誘導体;アチゾラムなどのテトラヒドロピリミドン;フィラミナストなどのオキシムカーバメートを含むホスホジエステラーゼ4型阻害剤;ならびにシルデナフィル、ザプリナスト、バルデナフィル、タダラフィル、ジピリダモール、およびWO01/19802に記載の化合物、特に(S)−2−(2−ヒドロキシメチル−1−ピロリジニル)−4−(3−クロロ−4−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−[N−(2−ピリミジニルメチル)カルバモイル]ピリミジン、2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,7−ナフチリジン−7−イル)−4−(3−クロロ−4−メトキシベンジルアミミノ)−5−[N−(2−モルホリノエチル)カルバモイル]−ピリミジン、および(S)−2−(2−ヒドロキシメチル−1−ピロリジニル)−4−(3−クロロ−4−メトキシ−ベンジルアミノ)−5−[N−(1,3,5−トリメチル−4−ピラゾリル)カルバモイル]−ピリミジンを含むホスホジエステラーゼ5型阻害剤;などのホスホジエステラーゼ阻害剤。]
[0124] 63)例えば、クロマカリム、ジアゾキサイド、グリベンクラミド、レブクロマカリム、ミノキシジル、ニコランジル、およびピナシジルなどのカリウムチャネル調節剤。]
[0125] 64)例えば、アルプロスタジル、ジノプロストン、エポプロステノール、およびミソプロストールなどのプロスタグランジン。]
[0126] 65)例えば、バンブテロール、ビトルテロール、ブロキサテロール、カルモテロール、クレンブテロール、フェノテロール、ホルモテロール、インダカテロール、レバルブテロール、メタプロテレノール、オルシプレナリン、ピクメテロール、ピルブテロール、プロカテロール、レプロテロール、リミテロール、サルブタモール、サルメテロール、テルブタリンなどのβ2−アゴニスト;誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)阻害剤;イプラトロピウム、臭化イプラトロピウム、オキシトロピウム、チオトロピウム、グリコピロレートなどの抗ムスカリン剤;アミノフィリン、テオフィリンなどのキサンチン系;例えば、インターロイキンおよびインターフェロンなどのアデノシン受容体拮抗薬およびサイトカイン;サイトカイン合成阻害剤、エンドセリン受容体拮抗薬、エラスターゼ阻害剤、インテグリン阻害剤、ロイコトリエン受容体拮抗薬を含むサイトカイン拮抗薬およびケモカイン拮抗薬、プロスタサイクリン類似体、ならびに、アブルカスト、エフェドリン、エピネフリン、フェンロイトン、イロプロスト、イラルカスト、イソエタリン、イソプロテレノール、モンテルカスト、オンタゾラスト、プランルカスト、プソイドエフェドリン、シベナデト、テポキサリン、ベルルカスト、ザフィルルカスト、およびジロートンなどの、気管支拡張薬を含む呼吸器作用薬および呼吸器疾患治療用の薬剤。]
[0127] 66)例えば、アルプラゾラム、ブタルビタール、クロルジアゼポキシド、ジアゼパム、エスタゾラム、フルニトラゼパム、フルラゼパム、ロラゼパム、ミダゾラム、テマゼパム、トリアゾラム、ザレプロン、ゾルピデム、およびゾピクロンなどの鎮静剤および睡眠薬。]
[0128] 67)例えば、1−(4−ブロモ−2,5−ジメトキフェニル)−2−アミノプロパン、ブスピロン、m−クロロフェニルピペラジン、シサプリド、麦角アルカロイド、ゲピロン、8−ヒドロキシ−(2−N,N−ジプロピルアミノ)−テトラリン、イプサペロン、リセルグ酸ジエチルアミド、2−メチルセロトニン、メザコプリド、スマトリプタン、チアスピロン、トラゾドン、およびザコプリドなどのセロトニンアゴニスト。]
[0129] 68)例えば、アミトリプチリン、アザタジン、クロルプロマジン、クロザピン、シプロヘプタジン、デクスフェンフルラミン、R(+)−α−(2,3−ジメトキフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジン−メタノール、ドラセトロン、フェンクロニン、フェンフルラミン、グラニセトロン、ケタンセリン、メチセルギド、メトクロプラミド、ミアンセリン、オンダンセトロン、リスペリドン、リタンセリン、トリメトベンザミド、およびトロピセトロンなどのセロトニン拮抗剤。]
[0130] 69)例えば、アルコメタゾン、ベクロメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、ブデソニド、ブチキソコルト、シクレソニド、クロベタゾール、デフラザコート、ジフルコルトロン、デゾキシメタゾン、デキサメタゾン、フルドロコルチゾン、フルニソリド、フルオシノロン、フルオメトロン、フルチカゾン、フルチカゾンプロプリオネート、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、モメタゾン、ナンドロロンデカノエート、硫酸ネオマイシン、プレドニゾロン、リメキソロン、ロフレポニド、トリアムシノロン、およびトリアムシノロンアセトニドなどのステロイド剤。]
[0131] 70)例えば、アドレナリン、デキサムフェタミン、ジピレフィン、ドブタミン、ドーパミン、ドペキサミン、イソプレナリン、ノルアドレナリン、フェニレフリン、プソイドエフェドリン、トラマゾリン、およびキシロメタゾリンなどの交感神経興奮様薬。]
[0132] 71)グリセリルトリニトレート、イソソルビドジニトレート、およびイソソルビドモノニトレートなどのニトレート剤。]
[0133] 72)例えば、ベルガプテン、イソトレチノイン、およびメトキサレンなどの皮膚および粘膜薬。]
[0134] 73)例えば、ブプロピオン、ニコチン、およびバレニクリンのような禁煙補助剤。]
[0135] 74)例えば、ピモジドなどのトゥーレット症候群治療薬。]
[0136] 75)例えば、ダリフェニシン、オキシブチニン、臭化プロパンテリン、およびトルテリジンなどの尿路感染治療薬。]
[0137] 76)ワクチン。]
[0138] 77)例えば、ベタヒスチンおよびメクリジンなどの眩暈治療薬。]
[0139] 78)アシル化インスリン、グルカゴン、グルカゴン様ペプチド、エキセンディン、インスリン、インスリン類似体、インスリンアスパルト、インスリンデテミール、インスリングラルギン、インスリングルリジン、インスリンリスプロ、インスリン亜鉛、イソフェンインスリン、中性、普通、および不溶性インスリン、ならびにプロタミン亜鉛インスリンなどの治療用タンパク質およびペプチド。]
[0140] 79)例えば、アントラサイクリン系、ドキソルビシン、イダルビシン、エピルビシン、メトトレキサート、タキサン系、パクリタキセル、ドセタキセル、シスプラチン、ビンカ・アルカロイド系、ビンクリスチン、および5−フルオロウラシルなどの抗癌剤。]
[0141] 80)あらゆる前記の医薬的に許容される塩または誘導体。]
[0142] 上に列挙した特定の指標またはクラスにおける薬剤は、他の指標においても実用性を有し得ることに注意すべきである。複数の活性薬剤は、本発明の実施に使用できる。本発明による吸入器を用いて、2つ以上の異なる活性薬剤または薬剤を組み合わせて送達することもできる。用いてもよい2つの薬剤の具体的な組み合わせとしては、ステロイドとβ2−アゴニストの組み合わせが挙げられる。かかる組み合わせの例としては、ベクロメタゾンとホルモテロール;ベクロメタゾンとサルメテロール;フルチカゾンとホルモテロール;フルチカゾンとサルメテロール;ブデソニドとホルモテロール;ブデソニドとサルメテロール;フルニソリドとホルモテロール;フルニソリドとサルメテロール;シクレソニドとホルモテロール;シクレソニドとサルメテロール;モメタゾンとホルモテロール;ならびにモメタゾンとサルメテロールである。具体的には、本発明による吸入器を用いて、3つの異なる活性薬剤または薬剤を組み合わせて送達することもできる。]
[0143] 必要に応じて、活性薬剤または薬剤を担体分子(単数または複数)と結合させてもよいし、および/または、活性薬剤または薬剤の活性および/または安定性を最適にするため、プロドラッグ、塩、エステル、または溶媒和物の形態で用いてもよいことは当業者には明らかであろう。]
[0144] 抗コリン剤は、上述(No.15を参照)のものである。医薬組成物が、1つ以上、好ましくは1つの抗コリン作用薬1を含んでもよく、必要に応じて、医薬的に許容される賦形剤と組み合わせてもよいことも考えられる。]
[0145] 抗コリン作用薬1は、以下からなる群から選択することができる:
a)チオトロピウム塩1a、
b)式1cの化合物、



式中
Aは、



から選択される二重結合基を示し、
X−は、単一負電荷をもつアニオン、好ましくは、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硫酸塩、リン酸塩、メタンスルホン酸塩、硝酸塩、マレイン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、シュウ酸塩、コハク酸塩、安息香酸塩、およびp−トルエンスルホン酸塩からなる群から選択されるアニオンを示し、
R1およびR2は、同一であっても異なっていてもよく、メチル、エチル、n−プロピル、およびイソプロピルから選択される基を示し、これらは、必要に応じて、ヒドロキシまたはフッ素で置換されており、好ましくは、未置換メチルである;
R3、R4、R5、およびR6は、同一であっても異なっていてもよく、水素、メチル、エチル、メチルオキシ、エチルオキシ、ヒドロキシ、フッ素、塩素、臭素、CN、CF3、またはNO2を示し;
R7は、水素、メチル、エチル、メチルオキシ、エチルオキシ、−CH2−F、−CH2−CH2−F、−O−CH2−F、−O−CH2−CH2−F、−CH2−OH、−CH2−CH2−OH、CF3、−CH2−OMe、−CH2−CH2−OMe、−CH2−OEt、−CH2−CH2−OEt、−O−COMe、−O−COEt、−O−COCF3、−O−COCF3、フッ素、塩素、または臭素を示す;
c)式1dの化合物、



式中
A、X−、R1、およびR2は、前述した意味を有していてもよく、
R7、R8、R9、R10、R11、およびR12は、同一であっても異なっていてもよく、水素、メチル、エチル、メチルオキシ、エチルオキシ、ヒドロキシ、フッ素、塩素、臭素、CN、CF3、またはNO2を示す、但し、R7、R8、R9、R10、R11、およびR12基の少なくとも1つは水素ではない;
d)式1eの化合物、



式中
AおよびX−は、前述した意味を有していてもよく、
R15は、水素、ヒドロキシ、メチル、エチル、−CF3、CHF2、またはフッ素を示し;
R1’およびR2’は、同一であっても異なっていてもよく、必要に応じて、C3−C6−シクロアルキル、ヒドロキシ、またはハロゲンで置換されていてもよいC1−C5−アルキルを示し、
R1’およびR2’は共に、−C3−C5−アルキレンブリッジを示し;
R13、R14、R13’およびR14’は、同一であっても異なっていてもよく、水素、−C1−C4−アルキル、−C1−C4−アルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF3、−CHF2、CN、NO2、またはハロゲンを示す;
e)式1fの化合物、



式中
X−は、前述した意味を有していてもよく、
DおよびBは、同一であっても異なっていてもよいが、同一であるのが好ましく、−O、−S、−NH、−CH2、−CH=CH、または−N(C1−C4−アルキル)−を示し;
R16は、水素、ヒドロキシ、−C1−C4−アルキル、−C1−C4−アルキルオキシ、−C1−C4−アルキレン−ハロゲン、−O−C1−C4−アルキレン−ハロゲン、−C1−C4−アルキレン−OH、−CF3、CHF2、−C1−C4−アルキレン−C1−C4−アルキルオキシ、−O−COC1−C4−アルキル、−O−COC1−C4−アルキレン−ハロゲン、−C1−C4−アルキレン−C3−C6−シクロアルキル、−O−COCF3、またはハロゲンを示し;
R1’’およびR2’’は、同一であっても異なっていてもよく、必要に応じて、−C3−C6−シクロアルキル、ヒドロキシ、またはハロゲンで置換されていてもよい−C1−C5−アルキルを示し;または、
R1’’およびR2’’は共に、−C3−C5−アルキレンブリッジを示し;
R17、R18、R17’およびR18’は、同一であっても異なっていてもよく、水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF3、−CHF2、CN、NO2、またはハロゲンを示し;
RxおよびRx’は、同一であっても異なっていてもよく、水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF3、−CHF2、CN、NO2、またはハロゲンを示し;または
RxおよびRx’は共に、単結合、または、−O、−S、−NH、−CH2、−CH2−CH2−、−N(C1−C4−アルキル)、−CH(C1−C4−アルキル)−、および−C(C1−C4−アルキル)2の架橋から選択される架橋基を示す;
f)式1gの化合物、



式中
X−は、前述した意味を有していてもよく、
A’は、



から選択される二重結合基を示し;
R19は、ヒドロキシ、メチル、ヒドロキシメチル、エチル、−CF3、CHF2、またはフッ素を示し;
R1’’’およびR2’’’は、同一であっても異なっていてもよく、必要に応じて、C3−C6−シクロアルキル、ヒドロキシ、またはハロゲンで置換されていてもよいC1−C5−アルキルを示し、または
R1’’’およびR2’’’は共に、−C3−C5−アルキレンブリッジを示し;
R20、R21、R20’およびR21’は、同一であっても異なっていてもよく、水素、−C1−C4−アルキル、−C1−C4−アルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF3、−CHF2、CN、NO2、またはハロゲンを示す。]
[0146] 式1cの化合物は、当該技術分野において周知である(国際公開第02/32899号)。]
[0147] 本発明の好適な実施形態において、本方法は、式1cの化合物を投与することを含み、
式中、
X−は、臭化物を示し;
R1およびR2は、同一であっても異なっていてもよく、メチルおよびエチルから選択される基、好ましくはメチルを示し;
R3、R4、R5、およびR6は、同一であっても異なっていてもよく、水素、メチル、メチルオキシ、塩素、またはフッ素を示し;
R7は、水素、メチル、またはフッ素を示し、必要に応じて、医薬的に許容される賦形剤と一緒でもよい。]
[0148] 一般式1cの化合物において特に重要なのは、Aが、



から選択される二重結合基を示すことである。]
[0149] 式1cの化合物は、必要に応じて、個々の光学異性体、個々のエナンチオマーの混合物、もしくはそのラセミ化合物の形態で投与してもよい。]
[0150] 本発明による方法において特に重要なのは、以下の式1cの化合物:
トロペノール2,2−ジフェニルプロピオン酸エステルメトブロミド、
スコピン2,2−ジフェニルプロピオン酸エステルメトブロミド、
スコピン2−フルオロ−2,2−ジフェニル酢酸エステルメトブロミド、および
トロペノール2−フルオロ−2,2−ジフェニル酢酸エステルメトブロミドである。]
[0151] 式1dの化合物は、当該技術分野において周知である(国際公開第02/32898号)。]
[0152] 本発明の好適な実施形態において、本方法は、式1dの化合物を投与することを含み、
式中、
Aは、



から選択される二重結合基を示し;
X−は、臭化物を示し;
R1およびR2は、同一であっても異なっていてもよく、メチルおよびエチル、好ましくはメチルを示し;
R7、R8、R9、R10、R11、およびR12は、同一であっても異なっていてもよく、水素、フッ素、塩素、または臭素、好ましくはフッ素を示し、但し、R7、R8、R9、R10、R11、およびR12基の少なくとも1つは水素ではなく、必要に応じて、医薬的に許容される賦形剤と一緒でもよい。]
[0153] 本発明による方法において特に重要なのは、以下の式1dの化合物:
トロペノール3,3’,4,4’−テトラフルオロベンジル酸エステルメトブロミド、
スコピン3,3’,4,4’−テトラフルオロベンジル酸エステルメトブロミド、
スコピン4,4’−ジフルオロベンジル酸エステルメトブロミド、
トロペノール4,4’−ジフルオロベンジル酸エステルメトブロミド、
スコピン3,3’−ジフルオロベンジル酸エステルメトブロミド、および
トロペノール3,3’−ジフルオロベンジル酸エステルメトブロミドである。]
[0154] 本発明の医薬組成物は、必要に応じて、個々の光学異性体、個々のエナンチオマーの混合物、もしくはそのラセミ化合物の形態である式1dの化合物を含有してもよい。]
[0155] 式1eの化合物は、当該技術分野において周知である(国際公開第03/064419号)。]
[0156] 本発明の好適な実施形態において、本方法は、式1eの化合物を投与することを含み、
式中、
Aは、



から選択される二重結合基を示し;
X−は、塩化物、臭化物、およびメタンスルホン酸塩から選択される、好ましくは臭化物のアニオンを示し;
R15は、ヒドロキシ、メチル、またはフッ素、好ましくはメチルまたはヒドロキシを示し;
R1’およびR2’は、同一であっても異なっていてもよく、メチルまたはエチル、好ましくはメチルを示し;
R13、R14、R13’、およびR14’は、同一であっても異なっていてもよく、水素、−CF3、−CHF2、またはフッ素、好ましくは水素またはフッ素を示し、これらは、必要に応じて、医薬的に許容される賦形剤と一緒でもよい。]
[0157] 本発明の別の好適な実施形態において、本方法は、式1eの化合物を投与することを含み、
式中、
Aは、



から選択される二重結合基を示し;
X−は、臭化物を示し;
R15は、ヒドロキシまたはメチル、好ましくはメチルを示し;
R1’およびR2’は、同一であっても異なっていてもよく、メチルまたはエチル、好ましくはメチルを示し;
R13、R14、R13’およびR14’は、同一であっても異なっていてもよく、水素またはフッ素を示し、これらは、必要に応じて、医薬的に許容される賦形剤と一緒でもよい。]
[0158] 本発明による方法において特に重要なのは、以下の式1eの化合物:
トロペノール9−ヒドロキシ−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド;
トロペノール9−フルオロ−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド;
スコピン9−ヒドロキシ−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド;
スコピン9−フルオロ−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド;
トロペノール9−メチル−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド;および
スコピン9−メチル−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミドである。]
[0159] 本発明の医薬組成物は、必要に応じて、個々の光学異性体、個々のエナンチオマーの混合物、もしくはそのラセミ化合物の形態である式1eの化合物を含有してもよい。]
[0160] 式1fの化合物は、当該技術分野において周知である(国際公開第03/064418号)。]
[0161] 本発明の別の好適な実施形態において、本方法は、式1fの化合物を投与することを含み、
式中、
X−は、塩化物、臭化物、またはメタンスルホン酸塩、好ましくは臭化物を示し;
DおよびBは、同一であっても異なっていてもよいが、同一であるのが好ましく、−O、−S、−NH、または−CH=CH−を示し;
R16は、水素、ヒドロキシ、−C1−C4−アルキル、−C1−C4−アルキルオキシ、−CF3、−CHF2、フッ素、塩素、または臭素を示し;
R1’’およびR2’’は、同一であっても異なっていてもよく、必要に応じて、ヒドロキシ、フッ素、塩素、または臭素で置換されていてもよいC1−C4−アルキルを示し、または、
R1’’およびR2’’は共に、−C3−C4−アルキレンブリッジを示し;
R17、R18、R17’およびR18’は、同一であっても異なっていてもよく、水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF3、−CHF2、CN、NO2、フッ素、塩素、または臭素を示し;
RxおよびRx’は、同一であっても異なっていてもよく、水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF3、−CHF2、CN、NO2、フッ素、塩素、または臭素を示し、または、
RxおよびRx’は共に、単結合、または、−O、−S、−NH−、および−CH2−の架橋から選択される架橋基を示し、これらは、必要に応じて、医薬的に許容される賦形剤と一緒でもよい。]
[0162] 本発明の別の好適な実施形態において、本方法は、式1fの化合物を投与することを含み、
式中、
X−は、塩化物、臭化物、またはメタンスルホン酸塩、好ましくは臭化物を示し;
DおよびBは、同一であっても異なっていてもよいが、同一であるのが好ましく、−S−または−CH=CH−を示し;
R16は、水素、ヒドロキシ、またはメチルを示し;
R1’’およびR2’’は、同一であっても異なっていてもよく、メチルまたはエチルを示し;
R17、R18、R17’およびR18’は、同一であっても異なっていてもよく、水素、−CF3、またはフッ素、好ましくは水素を示し;
RxおよびRx’は、同一であっても異なっていてもよく、水素、−CF3、またはフッ素、好ましくは水素を示し、または、
RxおよびRx’は共に、単結合、または架橋基−O−を示し、これは、必要に応じて、医薬的に許容される賦形剤と一緒でもよい。]
[0163] 本発明の別の好適な実施形態において、本方法は、式1fの化合物を投与することを含み、
式中、
X−は、臭化物を示し;
DおよびBは、−CH=CH−を示し;
R16は、水素、ヒドロキシ、またはメチルを示し;
R1’’およびR2’’は、メチルを示し;
R17、R18、R17’、およびR18’は、同一であっても異なっていてもよく、水素またはフッ素、好ましくは水素を示し;
RxおよびRx’は、同一であっても異なっていてもよく、水素またはフッ素、好ましくは水素を示し、または、
RxおよびRx’は共に、単結合、または架橋基−O−を示し、これは、必要に応じて、医薬的に許容される賦形剤と一緒でもよい。]
[0164] 本発明による方法において特に重要なのは、以下の式1fの化合物:
シクロプロピルトロピンベンジレートメトブロミド;
シクロプロピルトロピン2,2−ジフェニルプロピオネートメトブロミド;
シクロプロピルトロピン9−ヒドロキシ−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド;
シクロプロピルトロピン9−メチル−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド;
シクロプロピルトロピン9−メチル−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド;
シクロプロピルトロピン9−ヒドロキシ−フルオレン−9−カルボキシレートメトブロミド;および
シクロプロピルトロピンメチル4,4’−ジフルオロベンジレートメトブロミドである。]
[0165] 本発明の医薬組成物は、必要に応じて、個々の光学異性体、個々のエナンチオマーの混合物、もしくはそのラセミ化合物の形態である式1fの化合物を含有してもよい。]
[0166] 式1gの化合物は、当該技術分野において周知である(国際公開第03/064417号)。]
[0167] 本発明の別の好適な実施形態において、本方法は、式1gの化合物を投与することを含み、
式中、
A’は、



から選択される二重結合基を示し;
X’’は、塩化物、臭化物、またはメタンスルホン酸塩、好ましくは臭化物を示し;
R19は、ヒドロキシまたはメチルを示し;
R1’’’およびR2’’’は、同一であっても異なっていてもよく、メチルまたはエチル、好ましくはメチルを示し;
R20、R21、R20’、およびR21’は、同一であっても異なっていてもよく、水素、−CF3、−CHF2、またはフッ素、好ましくは水素またはフッ素を示し、これらは、必要に応じて、医薬的に許容される賦形剤と一緒でもよい。]
[0168] 本発明の別の好適な実施形態において、本方法は、式1gの化合物を投与することを含み、
式中、
A’は、



から選択される二重結合基を示し;
X−は、臭化物を示し;
R19は、ヒドロキシまたはメチル、好ましくはメチルを示し;
R1’’’およびR2’’’は、同一であっても異なっていてもよく、メチルまたはエチル、好ましくはメチルを示し;
R3、R4、R3’、およびR4’は、同一であっても異なっていてもよく、水素またはフッ素を示し、これらは、必要に応じて、医薬的に許容される賦形剤と一緒でもよい。]
[0169] 本発明による方法において特に重要なのは、以下の式1gの化合物:
トロペノール9−ヒドロキシ−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド;
スコピン9−ヒドロキシ−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド;
トロペノール9−メチル−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド;
スコピン9−メチル−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド;
トロペノール9−エチル−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド;
トロペノール9−ジフルオロメチル−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミド;および
スコピン9−ヒドロキシメチル−キサンテン−9−カルボキシレートメトブロミドである。]
[0170] 本発明の医薬組成物は、必要に応じて、個々の光学異性体、個々のエナンチオマーの混合物、もしくはそのラセミ化合物の形態である式1gの化合物を含有してもよい。]
[0171] 使用されるアルキル基は、特に明記しない限り、1〜5個の炭素原子を有する分枝または非分枝のアルキル基である。例としては、メチル、エチル、プロピル、またはブチルが挙げられる。メチル、エチル、プロピル、またはブチル基は、必要に応じて、略号Me、Et、Prop、またはBuと呼んでもよい。特に明記しない限り、プロピルおよびブチルの定義は、該当の基の全ての可能な異性体も含む。従って、例えば、プロピルは、n−プロピルおよびイソプロピルを含み、ブチルは、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどを含む。]
[0172] 使用されるシクロアルキル基は、特に明記しない限り、3〜6個の炭素原子をもつ脂環式基である。これらは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシル基である。本発明によれば、シクロプロピルは、本発明の範囲内において特に重要である。]
[0173] 使用されるアルキレン基は、特に明記しない限り、1〜5個の炭素原子をもつ分枝または非分枝の二重結合したアルキル架橋である。例としては、メチレン、エチレン、プロピレン、またはブチレンが挙げられる。]
[0174] 使用されるアルキレン−ハロゲン基は、特に明記しない限り、一、二、または三置換されていてもよく、好ましくはハロゲンにより二置換された1〜4個の炭素原子をもつ分枝または非分枝の二重結合したアルキル架橋である。従って、特に明記しない限り、アルキレン−OH基という用語は、一、二、または三置換されていてもよく、好ましくはヒドロキシ一置換された1〜4個の炭素原子をもつ分枝または非分枝の二重結合したアルキル架橋を示す。]
[0175] 使用されるアルキルオキシ基は、特に明記しない限り、酸素原子経由で結合している1〜5個の炭素原子をもつ分枝または非分枝のアルキル基である。以下のもの、例えば、メチルオキシ、エチルオキシ、プロピルオキシ、またはブチルオキシが挙げられる。メチルオキシ、エチルオキシ、プロピルオキシ、またはブチルオキシ基は、必要に応じて、略号MeO、EtO、PropO、またはBuOと呼んでもよい。特に明記しない限り、プロピルオキシおよびブチルオキシの定義は、該当の基の全ての可能な異性体も含む。従って、例えば、プロピルオキシは、n−プロピルオキシおよびイソプロピルオキシを含み、ブチルオキシは、イソブチルオキシ、sec−ブチルオキシ、およびtert−ブチルオキシなどを含む。アルキルオキシという用語の代わりに、アルコキシという用語も本発明の範囲内において使用可能である。メチルオキシ、エチルオキシ、プロピルオキシ、またはブチルオキシ基は、必要に応じて、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、またはブトキシと呼んでもよい。]
[0176] 使用されるアルキレン−アルキルオキシ基は、特に明記しない限り、一、二、または三置換されていてもよく、好ましくはアルキルオキシ基により一置換された1〜5個の炭素原子をもつ分枝または非分枝の二重結合したアルキル架橋である。]
[0177] 使用される−O−CO−アルキル基は、特に明記しない限り、エステル基経由で結合している1〜4個の炭素原子をもつ分枝または非分枝のアルキル基である。アルキル基は、エステル基のカルボニル炭素に直接結合している。−O−CO−アルキル−ハロゲン基という用語は、同様に理解すべきである。−O−CO−CF3基は、トリフルオロ酢酸塩を示す。]
[0178] 本発明の範囲内において、ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を示す。特に明記しない限り、フッ素および臭素は、好適なハロゲンである。CO基は、カルボニル基を示す。]
[0179] 本発明による吸入装置は、式1の化合物を含み、医薬的に許容される賦形剤との混合物として粉末混合物を形成するのが好ましい。以下の医薬的に許容される賦形剤を用いて、本発明によるこれらの吸入用粉末混合物:単糖類(例:グルコースまたはアラビノース)、二糖類(例:ラクトース、サッカロース、マルトース、トレハロース)、オリゴ−および多糖類(例:デキストラン)、多価アルコール(例:ソルビトール、マンニトール、キシリトール)、塩(例:塩化ナトリウム、炭酸カルシウム)、または、これらの賦形剤の互いの混合物を調製することができる。単糖類または二糖類を用いるのが好ましいが、ラクトースまたはグルコースを、限定的ではないが特に、これらの水和物の形態で用いるのが好ましい。本発明の目的において、ラクトースおよびトレハロースは、特に好ましい賦形剤であるが、ラクトース、好ましくは、その一水和物の形態が最も好ましい。]
[0180] 式1の化合物は、それらのラセミ化合物、エナンチオマー、またはその混合物の形態で用いることができる。ラセミ化合物からエナンチオマーの分離は、当該技術分野において既知の方法(例えば、キラル相によるクロマトグラフィ等によって)を用いて行うことができる。]
[0181] 必要に応じて、本発明による吸入装置は、式1のある1つの化合物に加えて別の有効成分を含む粉末形態で複数用量の薬剤を含む。]
[0182] 好適な追加の有効成分としては、アルブテロール、バンブテロール、ビトルテロール、ブロキサテロール、カルブテロール、クレンブテロール、フェノテロール、ホルモテロール、ヘキソプレナリン、イブテロール、イソエタリン、イソプレナリン、レボサルブタモール、マブテロール、メルアドリン、メタプロテレノール、オルシプレナリン、ピルブテロール、プロカテロール、レプロテロール、リミテロール、リトドリン、サルメテロール、サルメファモール、ソテレノット、スルホンテロール、チアラミド、テルブタリン、トルブテロール、CHF−1035、HOKU−81、KUL−1248、3−(4−{6−[2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−フェニル)−エチルアミノ]−ヘキシルオキシ}−ブチル)−ベンゼンスルホンアミド、5−[2−(5,6−ジエチル−インダン−2−イルアミノ)−1−ヒドロキシ−エチル]−8−ヒドロキシ−1H−キノリン−2−オン、4−ヒドロキシ−7−[2−{[2−{[3−(2−フェニルエトキシ)プロピル]スルホニル}エチル]−アミノ}エチル]−2(3H)−ベンゾチアゾロン、1−(2−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−2−[4−(1−ベンズイミダゾリル)−2−メチル−2−ブチルアミノ]エタノール、1−[3−(4−メトキシベンジル−アミノ)−4−ヒドロキシフェニル]−2−[4−(1−ベンズイミダゾリル)−2−メチル−2−ブチルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンゾキサジン−8−イル]−2−[3−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンゾキサジン−8−イル]−2−[3−(4−メトキシフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンゾキサジン−8−イル]−2−[3−(4−n−ブチルオキシフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンゾキサジン−8−イル]−2−{4−[3−(4−メトキシフェニル)−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−2−メチル−2−ブチルアミノ}エタノール、5−ヒドロキシ−8−(1−ヒドロキシ−2−イソプロピルアミノブチル)−2H−1,4−ベンゾキサジン−3−(4H)−オン、1−(4−アミノ−3−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル)−2−tert−ブチルアミノ)エタノール、および1−(4−エトキシカルボニルアミノ−3−シアノ−5−フルオロフェニル)−2−(tert−ブチルアミノ)エタノールからなる群から選択されるβ2アゴニスト2であり、これらは、必要に応じて、ラセミ化合物、エナンチオマー、ジアステレオマーの形態であってもよく、それらの薬理学的に許容される酸付加塩および水和物であってもよい。]
[0183] 本発明によれば、より好ましいβ2アゴニスト2は、バンブテロール、ビトルテロール、カルブテロール、クレンブテロール、フェノテロール、ホルモテロール、ヘキソプレナリン、イブテロール、ピルブテロール、プロカテロール、レプロテロール、サルメテロール、スルホンテロール、テルブタリン、トルブテロール、3−(4−{6−[2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−フェニル)−エチルアミノ]−ヘキシルオキシ}−ブチル)−ベンゼンスルホンアミド、5−[2−(5,6−ジエチル−インダン−2−イルアミノ)−1−ヒドロキシ−エチル]−8−ヒドロキシ−1H−キノリン−2−オン、4−ヒドロキシ−7−[2−{[2−{[3−(2−フェニルエトキシ)プロピル]スルホニル}エチル]−アミノ}エチル]−2(3H)−ベンゾチアゾロン、1−(2−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−2−[4−(1−ベンズイミダゾリル)−2−メチル−2−ブチルアミノ]エタノール、1−[3−(4−メトキシベンジルアミノ)−4−ヒドロキシフェニル]−2−[4−(1−ベンズイミダゾリル)−2−メチル−2−ブチルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンゾキサジン−8−イル]−2−[3−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンゾキサジン−8−イル]−2−[3−(4−メトキシフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンゾキサジン−8−イル]−2−[3−(4−n−ブチルオキシフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミン]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンゾキサジン−8−イル]−2−{4−[3−(4−メトキシフェニル)−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−2−メチル−2−ブチルアミノ}エタノール、5−ヒドロキシ−8−(1−ヒドロキシ−2−イソプロピルアミノブチル)−2H−1,4−ベンゾキサジン−3−(4H)−オン、1−(4−アミノ−3−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル)−2−tert−ブチルアミノ)エタノール、および1−(4−エトキシカルボニルアミノ−3−シアノ−5−フルオロフェニル)−2−(tert−ブチルアミノ)エタノールからなる群から選択され、これらは、必要に応じて、ラセミ化合物、エナンチオマー、ジアステレオマーの形態であってもよく、それらの薬理学的に許容される酸付加塩および水和物であってもよい。]
[0184] 本発明による組成物内において用いられるより好ましいβ模倣剤2としては、フェノテロール、ホルモテロール、サルメテロール、3−(4−{6−[2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−フェニル)−エチルアミノ]−ヘキシルオキシ}−ブチル)−ベンゼンスルホンアミド、5−[2−(5,6−ジエチル−インダン−2−イルアミノ)−1−ヒドロキシ−エチル]−8−ヒドロキシ−1H−キノリン−2−オン、1−[3−(4−メトキシベンジル−アミノ)−4−ヒドロキシフェニル]−2−[4−(1−ベンズイミダゾリル)−2−メチル−2−ブチルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンゾキサジン−8−イル]−2−[3−(4−N,N−ジエチルアミノフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンゾキサジン−8−イル]−2−[3−(4−メトキシフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンゾキサジン−8−イル]−2−[3−(4−n−ブチルオキシフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミノ]エタノール、および1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンゾキサジン−8−イル]−2−{4−[3−(4−メトキシフェニル)−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−2−メチル−2−ブチルアミノ}エタノールから選択され、これらは、必要に応じて、ラセミ化合物、エナンチオマー、ジアステレオマーの形態であってもよく、それらの薬理学的に許容される酸付加塩および水和物であってもよい。上述したβ模倣剤のなかで、ホルモテロール、サルメテロール、3−(4−{6−[2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−フェニル)−エチルアミノ]−ヘキシルオキシ}−ブチル)−ベンゼンスルホンアミド、および5−[2−(5,6−ジエチル−インダン−2−イルアミノ)−1−ヒドロキシ−エチル]−8−ヒドロキシ−1H−キノリン−2−オンの化合物が特に好ましく、これらは、必要に応じて、ラセミ化合物、エナンチオマー、ジアステレオマーの形態であってもよく、それらの薬理学的に許容される酸付加塩および水和物であってもよい。上述したβ模倣剤のなかで、ホルモテロールおよびサルメテロールの化合物が特に好ましく、これらは、必要に応じて、ラセミ化合物、エナンチオマー、ジアステレオマーの形態であってもよく、それらの薬理学的に許容される酸付加塩および水和物であってもよい。]
[0185] 本発明によるβ模倣剤2の薬理学的に許容される酸付加塩の例としては、医薬的に許容される塩があり、これは、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、酢酸、フマル酸、コハク酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、1−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボン酸、4−フェニル桂皮酸、5−(2,4−ジフルオロフェニル)サリチル酸、またはマレイン酸の塩から選択される。所望であれば、上述の酸の混合物を用いて塩2を調製してもよい。]
[0186] 本発明によれば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、フマル酸塩、メタンスルホン酸塩、4−フェニル桂皮酸塩、5−(2,4−ジフルオロフェニル)サリチル酸塩、マレイン酸塩、およびキシナホ酸塩から選択されるβ模倣剤2の塩が好ましい。塩酸塩、硫酸塩、4−フェニル桂皮酸塩、5−(2,4−ジフルオロフェニル)サリチル酸塩、およびキシナホ酸塩から選択されたサルメテロールの場合における2の塩が特に好ましく、この中で、4−フェニル桂皮酸塩、5−(2,4−ジフルオロフェニル)サリチル酸塩、および特にキシナホ酸塩が特に重要である。塩酸塩、硫酸塩、フマル酸塩から選択されたホルモテロールの場合における2の塩が特に好まく、この中で、塩酸塩およびフマル酸塩(例えば、ホルモテロールフマル酸塩)が特に好ましい。]
[0187] サルメテロール、ホルモテロール、3−(4−{6−[2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチル−フェニル)−エチルアミノ]−ヘキシルオキシ}−ブチル)−ベンゼンスルホンアミド、および5−[2−(5,6−ジエチル−インダン−2−イルアミノ)−1−ヒドロキシ−エチル]−8−ヒドロキシ−1H−キノリン−2−オンの塩は、本発明によるβ模倣剤2として好適に用いられる。特に重要なのは、サルメテロールおよびホルモテロールの塩である。β模倣剤2によるあらゆる参照は、関連するエナンチオマーまたはその混合物の参照についても含む。本発明の医薬組成物において、化合物2は、それらのラセミ化合物、エナンチオマー、またはその混合物の形態で存在してもよい。ラセミ化合物からエナンチオマーの分離は、当該技術分野において既知の方法(例えば、キラル相によるクロマトグラフィ等によって)を用いて行うことができる。化合物2をそれらのエナンチオマーの形態で用いる場合、C−OH基においてR立体配座のエナンチオマーを用いるのが特に好ましい。]
[0188] 必要に応じて、本発明による吸入装置は、式1の1つの化合物に加えて別の有効成分としてステロイド3を含む粉末形態で複数用量の薬剤を含む。]
[0189] かかる薬剤の組み合わせにおいて、ステロイド3は、プレドニゾロン、プレドニゾン、ブチキソコルトプロピオネート、RPR−106541、フルニソリド、ベクロメタゾン、トリアムシノロン、ブデソニド、フルチカゾン、モメタゾン、シクレソニド、ロフレポニド、ST−126、デキサメタゾン、(S)−フルオロメチル6α,9α−ジフルオロ−17α−[(2−フラニルカルボニル)オキシ]−11[ベータ]−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソ−アンドロスタ−1,4−ジエン−17β−カルボチオネート、(S)−(2−オキソ−テトラヒドロ−フラン−3S−イル)6α,9α−ジフルオロ−11β−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソ−17α−プロピオニルオキシ−アンドロスタ−1,4−ジエン−17β−カルボチオネート、およびエチプレドノール−ジクロロ酢酸塩(BNP−166)から選択されるのが好ましく、これらは、必要に応じて、そのラセミ化合物、エナンチオマー、またはジアステレオマーの形態であってもよく、その塩および誘導体、溶媒和物、および/または水和物の形態であってもよい。]
[0190] 特に好ましい薬剤の組み合わせにおいて、ステロイド3は、フルニソリド、ベクロメタゾン、トリアムシノロン、ブデソニド、フルチカゾン、モメタゾン、シクレソニド、ロフレポニド、ST−126、デキサメタゾン、(S)−フルオロメチル6α,9α−ジフルオロ−11α−[(2−フラニルカルボニル)オキシ]−11[ベータ]−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソ−アンドロスタ−1,4−ジエン−17β−カルボチオネート、(S)−(2−オキソ−テトラヒドロ−フラン−3S−イル)6α,9α−ジフルオロ−11β−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソ−17α−プロピオニルオキシ−アンドロスタ−1,4−ジエン−17β−カルボチオネート、およびエチプレドノール−ジクロロ酢酸塩からなる群から選択され、これらは、必要に応じて、そのラセミ化合物、エナンチオマー、またはジアステレオマーの形態であってもよく、その塩および誘導体、溶媒和物、および/または水和物の形態であってもよい。]
[0191] 特に好ましい薬剤の組み合わせにおいて、ステロイド3は、ブデソニド、フルチカゾン、モメタゾン、シクレソニド、(S)−フルオロメチル6α,9α−ジフルオロ−11α−[(2−フラニルカルボニル)オキシ]−11β−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソ−アンドロスタ−1,4−ジエン−17β−カルボチオネート、およびエチプレドノール−ジクロロ酢酸塩からなる群から選択され、これらは、必要に応じて、そのラセミ化合物、エナンチオマー、またはジアステレオマーの形態であってもよく、その塩および誘導体、溶媒和物、および/または水和物の形態であってもよい。]
[0192] ステロイド3によるあらゆる参照は、存在し得るあらゆるその塩、誘導体、水和物、または溶媒和物の参照についても含む。ステロイド3の可能な塩および誘導体の例としては、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウムまたはカリウム塩)、スルホ安息香酸塩、リン酸塩、イソニコチン塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、二水素リン酸塩、パルミチン酸塩、ピバル酸塩、またはフルカ酸塩(furcates)がある。]
[0193] 必要に応じて、本発明による吸入装置は、式1の1つの化合物に加えて、上述のβ模倣剤2の1つおよび上述のステロイド3の1つの両方をさらに含む粉末形態で複数用量の薬剤を含む。]
[0194] 一態様によれば、各ブリスターが、1つ以上、好ましくは1つの式1の化合物を含む粉末形態の医薬組成物を含む、本発明による吸入装置を提供する。]
[0195] 本発明の吸入粉末の範囲において、賦形剤の最大平均粒径は、250μmまで、好ましくは10〜150μm、最も好ましくは15〜80μmの範囲である。上記の賦形剤に平均粒径1〜9μmのより微細な賦形剤画分を添加することが適切と考えられる場合もあろう。より微細な賦形剤も、上に列挙した使用可能な賦形剤の群から選択される。最後に、本発明の吸入粉末を調製するために、好ましくは平均粒径0.5〜10μm、より好ましくは1〜6μmの微粉化した有効成分1、必要に応じて、2および/または3を賦形剤混合物に添加する。粉砕および微粉化を行い、最後に構成成分の混合を行うことによる本発明の吸入粉末の製造方法は、従来技術により公知である。]
[0196] 粉末形態の医薬組成物の調製方法において、例えば、国際公開第02/30390号、同第03/017970号、または同第03/017979号の開示内容を参照することができる。国際公開第02/30390号、同第03/017970号、および同第03/017979号の開示内容については、それらの内容全体を参照によって本明細書に援用する。]
[0197] 一例として、本発明の医薬組成物は、後述の方法によって得ることができる。]
[0198] まず、賦形剤と有効成分を適切な混合容器に入れる。使用する活性物質は、0.5〜10μm、好ましくは1〜6μm、最も好ましくは2〜5μmの平均粒径を持つ。賦形剤および有効成分は、好ましくは、メッシュサイズが0.1〜2mm、好ましくは0.3〜1mm、最も好ましくは0.3〜0.6mmである篩または顆粒化篩(granulating sieve)を使用して加えられる。好ましくは、混合容器にはまず賦形剤を入れ、次いで有効成分を加える。この混合工程の間に、この2つの成分を好ましくはバッチで加える。この2つの成分を交互の層となるように篩にかけて入れることが特に好ましい。賦形剤と有効成分との混合は、2つの成分がまだ加えられている最中に行ってもよい。しかしながら、好ましくは、2つの成分を1層ずつ篩にかけて入れた後で混合を行う。]
[0199] 仮に、化学的に調製した後に、上述の方法で使用される有効成分がまだ前述の粒径をもつ結晶体として得られない場合、上述のパラメータに適合する粒径に粉砕してもよい(いわゆる微粉化)。]
权利要求:

請求項1
表面と、前記表面から垂れ下がり、各ブリスターポケットがユーザによって吸入される一服の薬剤を含む複数のブリスターポケットとを有するストリップを受け入れるためのハウジングと、ブリスターポケットと前記表面との間の折り目によって画定される線に沿って前記ストリップと接触し、前記ストリップを駆動するような形状をしているブリスターストリップ駆動部材を備えるブリスターストリップ駆動機構と、を備える吸入器。
請求項2
前記ブリスターストリップ駆動部材が、ブリスターポケットに向けられた力の成分に対して、前記ストリップの表面に沿った方向に力のより大きな成分を向けるように構成されている請求項1に記載の吸入器。
請求項3
前記ブリスター駆動機構がアームを備え、前記ブリスターストリップ駆動部材が前記アームの端部に配置されている請求項1または請求項2に記載の吸入器。
請求項4
前記ブリスターストリップ駆動部材が、ブリスターポケットと前記表面との間の折り目によって画定される前記線に沿って前記ストリップを接触させるためのブリスターストリップ接触縁部を有する請求項3に記載の吸入器。
請求項5
前記縁部が最大0.2mmの半径を有する請求項4に記載の吸入器。
請求項6
前記ブリスターストリップ駆動部材が、前記アームから前記ブリスターストリップ接触縁部まで次第に細くなっている前記アームの端部上に拡大ヘッドを備える請求項4または請求項5に記載の吸入器。
請求項7
前記ブリスターストリップとの接触が前記ブリスターストリップ接触縁部に限定されるように、前記ブリスターストリップ駆動部材および前記アームが構成されている請求項4〜6のいずれか1項に記載の吸入器。
請求項8
前記ブリスターストリップ接触縁部が成形ブリスターポケットと前記ストリップの表面との間の折り目と接触するように、前記アームおよび/または前記ブリスターストリップ駆動部材が形作られる請求項3〜7のいずれか1項に記載の吸入器。
請求項9
前記ブリスターストリップ接触縁部が、成形ブリスターポケットと前記ストリップの表面との間の折り目によって画定される少なくとも部分的に湾曲した線と接触するように、前記アームおよび/または前記ブリスターストリップ駆動部材が、少なくとも部分的に湾曲して形作られる請求項8に記載の吸入器。
請求項10
前記ブリスターストリップ駆動部材が、前記アームおよび前記ブリスターストリップ駆動部材を貫通して半径方向に延びている軸の両側に前縁および後縁のブリスターストリップ接触縁部を有し、このため、前記駆動部材が一方向に回転すると、前記ブリスターストリップ接触前縁部が、あるブリスターポケットと前記表面との間の折り目によって画定される前記線に沿って前記ストリップと接触し、前記駆動部材が反対方向に回転すると、前記ブリスターストリップ接触後縁部が、隣接するブリスターポケットと前記表面との間の折り目によって画定される前記線に沿って前記ストリップと接触する請求項3〜9のいずれか1項に記載の吸入器。
請求項11
前記ブリスターストリップ駆動部材の端面が、実質的に三角形あるいは部分的に三角形の形状であり、前記三角形の尖端が、前記アームの長さに沿って半径内向き方向を指している請求項10に記載の吸入器。
請求項12
前記ブリスターストリップ駆動部材が、前記ブリスターストリップ接触縁部間に延びている実質的に平坦あるいは凹状の端面を有する請求項10または請求項11に記載の吸入器。
請求項13
前記端面が、前記アームの平面に略直角の平面に延在する請求項10または請求項11に記載の吸入器。
請求項14
前記端面に沿った方向における前記前縁および後縁のブリスターストリップ接触縁部間の距離が、インデックスされるブリスターストリップの隣接するブリスターボウルの折り目間の距離と略同一になるように選択される請求項12に記載の吸入器。
請求項15
前記駆動ホイールのピッチが、前記ブリスターストリップのピッチと等しいかまたはそれよりも大きいように選択される請求項1〜14のいずれか1項に記載の吸入器。
請求項16
前記駆動機構が、ブリスターを順次移動させて、ブリスター開口部材と位置合わせするように構成されている請求項1〜15のいずれか1項に記載の吸入器。
請求項17
前記吸入器が、マウスピースと、前記マウスピースを覆うためのキャップとを備え、前記駆動機構が、ユーザによる前記キャップの動きに応じて動作可能である請求項16に記載の吸入器。
請求項18
前記吸入器がアクチュエータを備え、前記駆動機構が、ユーザによる前記アクチュエータの動きに応じて動作可能である請求項16または請求項17に記載の吸入器。
請求項19
前記駆動機構が駆動ホイールを備える請求項2〜18のいずれか1項に記載の吸入器。
請求項20
前記駆動ホイールが複数のスポークを備え、各スポークが、前記ブリスター駆動機構のアームを形成している請求項19に記載の吸入器。
請求項21
前記駆動ホイールが前記アームを動かすように回転自在であることで、前記ブリスターストリップ駆動部材が、ブリスターポケットと前記ストリップの前記表面との間の折り目によって画定される線に沿ってストリップと接触し、前記ストリップを駆動させる請求項19または請求項20に記載の吸入器。
請求項22
表面と、前記表面から垂れ下がり、各ブリスターポケットがユーザによって吸入される一服の薬剤を含む複数のブリスターポケットとを有する、前記ハウジング内に収納されたブリスターストリップを備える請求項1〜21のいずれか1項に記載の吸入器。
請求項23
隣接するブリスターボウルの折り目間の距離が、前記ブリスターストリップ接触縁部の前縁および後縁間の距離と略同一である請求項22に記載の吸入器。
請求項24
前記ブリスターストリップのピッチが、前記駆動ホイールのピッチと等しいかまたはそれよりも小さいように選択される請求項22または請求項23に記載の吸入器。
請求項25
各ブリスターポケットが、一部が円筒状の中央領域と、一部が半球状の端部領域とを有する請求項22〜24のいずれか1項に記載の吸入器。
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